(4)地方ビジネス成功例
1) 世界の田舎の成功例
イギリスの北部、スコットランドにある小さな村
人口で422人、世帯数191(2001年数値)の小さな村
クライゲラヒ村というのがある。
この小さな村に
MACALLAN(マッカラン)という
スコッチウィスキーNO1のウィスキーがある。
マッカラン単体の売上は公表されていないが
マッカランを含む飲料会社の
2021年の売上は、£625.6m(現在のレート160円換算 約1000億円)
この主力ブランドであるマッカランが3割とすると
300億の売上になる。
たぶん、100億から300億円だろう。
https://www.edrington.com/sites/g/files/jrulke266/files/2021-06/Financial%20Review%202021.pdf
たった、422人の人口で300億円の売上。
もちろん、村の人だけの消費ではそれだけの売上にはならない。
これが人口商売の脱却になる。
日本もこのように世界に通用するものが
たくさんあるはずだ。
次にレストランや、食関連が
わかりやすい。
スペインの1000人しか村に住んでいない
ところにあるレストランは
30席で、毎日満席。客単価は3万円を超える。
これもまた、村の消費だけではないことは分かるだろう。
イタリアのボローニャには
FICOというテーマパーク?といえば良いのか
食の巨大集積場所がある。
https://www.fico.it/en
ここは、食事もできるし、食材も買える。
そして、農業体験ではないが、農業がどのように行われているか
分かるようになっている。
世界最大オンリーワンの「食」売場
FICOの売場面積は約30,000坪、およそ東京ドーム2個分に相当します。8割がインドアの施設で、残り2割は農場や牧畜を再現した屋外施設です。
変なおいしくもない
チェーン店が入っているのとは違い
地元の本当においしいところが集まっていて
さらに面白いのは
前菜のコーナー、パスタのコーナー、メインのコーナー
デザートのコーナーなど、別れていて
順番に食べていくとコースのようになる。
世界から人を呼べる
イタリアンの食発信基地みたいな所です。
これも、地元だけの相手ではないというのがポイントです。
2) 日本の地方ビジネス成功事例
北海道の帯広に
鹿の角シャンデリアを作っている会社がある。
鹿のシャンデリアは地元の人はほとんど買わず
95%は本州のお客様だそうだ。
地元の人には当たり前でも
他の人には貴重なもの。
元来、商売とはそういうもので
漁師町では、魚が山のようにあり
それを、魚がない場所にもっていったら
高く売れて利益になった。
これが商売の始まりと言われている。
江戸時代は、地方の藩ごとに
稼がないといけないので
特産品を開発した。
この考え方を日本は
今一度やるとよいのでしょう。
この鹿のシャンデリアは
年間40~50個の作成
シャンデリア以外に角をボタン、ハンガ、漢方の元
地元の物で、ココでしかできない、味わえない
それをすると、外からお客様に発見されやすい。