2) 菓匠SHIMIZUさん
3代目が修行から戻ってきた、2006年に夢ケーキをスタート。
それが、全国的に有名になる。
2006年 夢を募集し、無料でその夢をケーキにする応募9件
6年目が当初のやり方の最後、1000台の応募。
その後は、一緒に作ることに切り替えた。
営業しながら、夢ケーキを制作。自分の夢ケーキがショーケースに並ぶところが子供は喜ぶのではと、
ショーケースに入れたら、通常のケーキが入りきらず、営業しているのに売り物がなく怒られた。
https://www.kasho-shimizu.com/
(1) 夢ケーキ やり始めたキッカケは
何のために働いている?
3代目で、何のために働くのか考えていた時に
祖母から言われた。
祖母から働くは
傍楽に通じ、「自分のそばを楽にする」と言われ
なぜ、お菓子屋をしたかったのか?
どうすると、自分のそばの人を楽しませることができるのか?
考えた末やり始める。
800件の注文になったときに、数を制限しようかとスタッフに言うと、
夢ケーキそのものを反対していたスタッフ達が猛反対した。
見返りを求めない、提供ができたのが
結果として良かった。
総て結果論で、戦略は1つも無かった。
今では、
おいしいケーキはもちろんのこと
子供達が夢を考える
夢を持つためのキッカケになるケーキ屋さんになっている。
ココの採用も面白い。
・採用面接は「1年目の人が担当」
つまり、つい先日入社した子が、1年後輩の面接をする。
その時に、社長は1年目の面接担当に聞いてみる。
・きみの給料の中からその面接に来た人にいくら渡せる?
→実際に、給料から渡してもらうわけではないが
真剣に人を見る、そして、利益を分配するという経営者発想を考えてもらうキッカケにしてもらう。
社長は、夢を持ってもらうために、
そして、夢を考えて欲しい主催者が
呼んで講演をすることがしばしばあるそうだ。
呼ばれた講演で印象に残っているのが
少年院講演に行ったとき。
落書きの一文に考えさせられた。
「大人はそんなに偉いのですか?
僕達はそんなに悪いですか?」
(2) 共感が結果として利益を生む
行ってみたかった会社。
見返りを求めない
お客様への提供。
これをし続けている。
そして、当たり前なのだが
お客様も、従業員も共感しているからこそ
続き、広がっている。
その結果として、企業の利益につながっている。
お客様、従業員と
何を共感してもらうか?
共通する「共感」は何か?
経営者は考えないといけない。
そして、
理念と現場が本当に一致しているか?
これも、非常に経営者が考えないといけないことだろう。
良いことを言っていても
言ってることと、現場の行動がつながっていなければ
続かない。
「菓子作りは夢作り」
→夢を提供するのは何だを追求していった結果。
考え続け、共感してもらう。
これが大切だ。
(3) 成功する企業文化
素晴らしい職場には、どこを切り取っても
「言行一致」があるのかもしれない。
そして、苦を楽しさに変える仕掛けがある。
ここは、作業の苦しさを「ありがとう」に変える仕掛けが夢ケーキだ。
(3) すべてのまとめ
イイ会社は
「自発的」、「ファミリー」、「利益を出している。」
この3つがある。
そのために
工夫、みんなでやる、が大切のようだ。