数字はウソをつかない
社長が主観的に物事を決めていると、ビジネスの結果を正しく判断できません。
仕事に個人的な感情が入り込むと、ビジネスの失敗を受け容れられなくなるからです。
たとえば、自らが開発に携わった製品や、担当したプロジェクトなどは、思い入れが強くなり、成果が出ていない場合でもなかなか撤退できないケースをよく見ます。
当時の苦労した時間やすでに投下した資金のことを考えると、的確な経営判断ができなくなるのです。
一方で、優良企業の社長ほど、経営判断は客観的な数字を根拠にしています。
主観的な経験や勘で経営していると、間違えに気づかないことがありますが、客観的な数字はウソをつかないからです。
事業活動の成果を計測して、数字を客観的な市場判断と捉えて、経営の意思決定を柔軟に変えているのです。
毎月の月次決算で数字の動きを細かくチェックして、早期に問題に気づき、適切に対処していきます。
数字に目を向けないでいると、経営の悪化に気づかずに、手遅れになってしまうことを理解しているからです。
企業活動の成果を数字で検証していますか?