■ インボイス登録番号の記載不備
インボイス対応された請求書発行システムやレジ機であれば、発行された請求書や領収書に不備があることはほとんどありません。
会社のインボイス登録番号をシステム設定しておけば、間違いなく毎回インボイス登録番号が請求書や領収書に正しく印字されます。
一方で、インボイス登録番号の記載ミスが起こり得るのは、手書きの場合の他、WordやExcelなどで請求書や領収書を印刷する場合です。
担当者が13桁の数字を書き間違えたり、入力ミスしたりすることがあるからです。
その他、インボイス登録番号の頭に付ける「T」の文字が抜けていたり、数字の下一桁が印刷されていなかったりするものも見られます。
また、支払った領収書には金額のみが記載され、適用税率やインボイス登録番号の記載がない場合があります。
例えば、仕事に関する研修受講料や資格試験の受験料などを、社員がコンビニや郵便局などで立て替え払いしたケースです。
コンビニや郵便局の領収書には、適用税率やインボイス登録番号の記載はありませんので、当然これだけではインボイスとはみなされません。
こういったケースでは、申込書や主催者側のホームページ等にインボイスの保存要件を満たす事項が掲載されていますので、それと一緒に領収書を保管することによってインボイスの要件を満たすことになります。
10月分の請求書や領収書にインボイス登録番号がないものは何件ありましたか?