■ インボイスの記載不備を社内で点検する
今回は、インボイスとして認められない請求書・領収書の注意点について、説明しました。
ポイントは次の3つです。
・適用税率の記載もれをチェック
・インボイス登録番号の記載不備を点検
・インボイス登録申請中の場合は後日確認
新制度導入時には必ずミスや不備が発生します。
インボイスの記載不備で損をするのは、仕入税額控除ができない支払った側です。請求書や領収書を発行した側は記載ミスに気付いていないので、取引相手が指摘しないと改善されません。
最初が肝心ですので、経理部門が中心となって、支払や経費精算時のインボイスの記載事項の不備を社内全員で点検するようにしましょう。
インボイス制度が定着するまでのしばらくの間は、例外的なケースで戸惑うことも考えられますので、顧問の会計事務所などにその都度確認して対応するようにしてください。
御社の社員は、インボイスの形式不備で会社が損をすることを認識していますか?
(参考)
国税庁「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A」(令和5年10月改訂)