Peppolサービスの利用は簡単
会社でデジタルインボイスPeppolを利用するために、難しい技術やシステム設定などは必要ありません。
既に販売システムや請求書発行のクラウドサービスを利用しているのであれば、これまでの請求書発行の作業と同様です。
請求書の発行画面で「印刷」や「PDF出力」「メール送信」などに加えて、「デジタルインボイスPeppol送信」の選択肢が追加されるので、それをクリックします。
請求データはPeppolネットワークを経由して取引先に送信されます。
事前準備としては、取引先のPeppol IDを確認しシステムに設定するだけです。
取引先情報に送り先の住所やメールアドレスを設定したのと同様に、新たにPeppol IDを登録します。
電子メールを送信するのと同じ要領ですので、相手側のシステム環境などを調査する必要はありません。
一方で中小企業では、これまで請求書をWordやExcelなどで作成し、専用のシステムを利用していなかった会社もあるでしょう。
請求書の発行枚数が少ない会社では、専用のシステムを新規に導入するのはコスト的に負担になります。
今後、得意先からデジタルインボイスPeppolでの請求を要請されたときは、低料金の中小企業用の請求書発行クラウドサービスなどの利用を検討してみてください。
取引先からデジタルインボイスPeppolの発行を依頼されたらどうしますか?