デジタル化で失業する経理社員の共通点
経理事務のほとんどは、5年から10年以内にコンピュータにより自動化されると言われています。
その結果、経理事務担当者は不要となり、何もしないでいると失業する恐れがあります。
DXやAIによる影響で、失業のリスクが高い経理社員には共通点があります。
まず、業務時間のほとんどを繰り返しの定型作業に費やしている経理社員は危険です。
例えば、請求書の支払処理や経費精算、会計仕訳のデータ入力などが挙げられます。
これらのパターン化された書類を決まったルールに従って処理する定型作業は、コンピュータによる自動化が容易です。
実際に、AIやロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を導入して、会計仕訳処理を自動化したり、勘定科目の残高検証をシステム化したりしている経理部門もあります。
人間よりもコンピュータのほうが、ルーティン業務を迅速かつ正確に処理してくれるのです。
また、新しい技術やツールの導入に対して抵抗感が強い経理社員も、失業のリスクが高いといえるでしょう。
これからのデジタル時代には、新しい技術を使いこなす能力が求められます。
具体的には、会計システムのAI機能や、経理業務と連携するクラウドサービス、AI分析ツールなどを学ぶ意欲や適応力が欠如していると、時代遅れになりかねません。
このように繰り返しの定型作業に依存して、新しいデジタル技術を受け容れない経理社員は、DXやAIの進歩により仕事を失うリスクが高まっていくのです。
御社の経理社員は単純作業に追われていませんか?