menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第127回 AI時代に経理社員に求められる新しいテクニック

賢い社長の「経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」

AI時代の経理の役割と働き方

経理業務にAIを取り入れることで、経費精算や、会計処理、仕入支払い、請求回収などのルーティン作業を自動化できます。

ただし、AIの自動化精度を高めるには、処理結果の検証作業が欠かせません。

 

会計仕訳のチェックや、異常値の点検、予算実績の差異分析など、経理社員が内容を検証し、毎月補正を繰り返すことにより、自社の経理業務をAIに学習させます。

経理社員がAIを教育することで、信頼できるAI運用が可能になります。

 

定型的な経理事務がAIで自動化された後、経理担当者の仕事は、財務状態の監査や経営分析、経営者への助言が主な業務になっていきます。

ここでも、AIが作成した情報をそのまま経営判断に使うのではなく、経理社員が情報の正確性や真実性を確認しなければなりません。

過年度の経緯や業界動向などを判断し、自社への適応リスクを踏まえて、経営者にフィードバックする必要があるからです。

 

従来の経理社員は、簿記が主な仕事でしたので、計算テクニックが大事でした。

しかし、これからはコンピュータが計算した結果をもとに、AIに分析させ、経営に必要な資料を作らせるためのテクニックが求められるようになります。

具体的には、財務データをもとに経営改善を提案したり、資金繰りのシミュレーションをしたりと、未来志向の業務が中心になるからです。

 

経理社員と会社の将来について話し合っていますか?

次のページ

1 2 3

4

5

第126回 人手不足の経理を救うAIエージェント前のページ

第128回 AI時代に経理社員が磨くべきビジネススキル次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 月次決算は5日間で出せる!スターターキット

    月次決算は5日間で出せる!スターターキット

関連記事

  1. 第50回 忙しい社長を支える「できる経理」を育てる方法

  2. 第119回 下請法改正で社長と経理が今から取り組むべきこと

  3. 第78回 インボイス制度点検その9 インボイス番号はどうやって検証すべきか?

最新の経営コラム

  1. 相談7:含み損のある土地があるのですが、別会社で買うのがいいか、個人で買うのがいいか、どちらでしょうか?

  2. 第9回 注意しても部下が変わらないのはなぜか? ~原因は人ではなく仕組みにある~

  3. 第146回 地味ながら世のクラウド化の追い風を受けて高成長を遂げる サイバーリンクス

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 社員教育・営業

    第95回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方15 仕事の教え方もコミュニケ...
  2. キーワード

    第185回 量子コンピュータ
  3. 健康

    第6回 白骨温泉(長野県)ミルク色の「濁り湯」はもともと透明だった!?
  4. 戦略・戦術

    第3回 お客様に繰り返しご利用いただく会社創り
  5. キーワード

    第140回 mission Barns(ミッション・バーンズ)
keyboard_arrow_up