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人間学・古典

第三十九話 「前車の覆すは後車の戒め」

中国哲学に学ぶ 不況は会社守成の好機

この言葉は漢書にあるもので、前を走る車が横転したら、後から走っている車は、
それを見て危険がある場所であることを知り、注意深く進むことである。

先人の失敗から教訓を得て同じ過ちを繰り返えさないようにする。漢書にある言葉である。

また資治通鑑には“善なる者をえらびて上に従わば、美は自ら己に帰せん”
即ち、優れた人間を選んで従い学ぶことができれば、その人間の優れた点は自然に自分のものになる。

さらに“前事の忘れざるは、後事の師なり”とは戦国策にあるもので、
以前にあった事を忘れないで心に留めておけば、後に物事を処理するときに良い手本になる。

私は別に述べているが和漢朗詠集にある
東岸西岸(とうがんせいがん)の柳(やなぎ)、遅速(ちそく)同(おな)じからず、
南枝北枝(なんしほくし)の梅(うめ)、開落(かいらく)已(すで)に異(こと)なり。

中国の大河は広く春の訪れも異なる。自分は今、西岸、北枝の立場だが、いずれは東岸の柳、

南枝の梅のように同じ花を咲かせてみせるとして自分の崩れ落ちそうな心に鞭を打ったことがあった。

人生、前事の忘れざるは後事の師なり。つまり、以前にあった事を忘れないで心に留めておけば、
あとの手本となる、とは戦国策にある文句だが、何事にもノドもと過ぎても熱さを忘れぬ。との心掛けは
経営、処世にも欠かせないことではなかろうか



※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

 

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