アメリカの人気店がこのところ原宿に日本一号店をオープンしている。
■マグノリア・ベーカリー(Magnolia Bakery)
アメリカの人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」、「ゴシップガール(GOSSIP GIRL)」、映画「プラダを着た悪魔」などに登場してカップケーキ人気の火付け役となったNYの「マグノリア・ベーカリー(Magnolia Bakery)」が6月16日に、東京・表参道にオープンした。
当日は強い日差しの中、朝から行列ができ、私もその行列にいたのだが、買い終わるまで結局6時間もかかった。
6時間待ちの行列というのはオープン初日としても異例のことだが、私の見た状況から推測すると、約30種類が用意されている色とりどりのカップケーキ(430円)を始め、チーズケーキ(880円)、アイスケーキ(600円)、クッキー(130円~)などNY店と同様の品揃えが用意されていたため、お客が何を買うかを迷って時間がかかったようだ。
「CLASSICS」と命名されているカップケーキ(430円)は、味を日本人向けに甘さを抑えたりせず、オリジナルと同じ「古き良きアメリカの家庭を再現した」ものなのでしっかり甘いのだが、女性たちにとってはそれも魅力のようだ。
メニューに使用する素材はすべて日本で調達し、全て店舗にて焼き上げているマグノリア・ベーカリーのカップケーキは、最後の仕上げのバタークリームをのせる工程を外からも見られるようにしているので、買いに来た人も通りかかった人も写真を撮っていた。
■モエナカフェ(Moena Cafe)
2012年にハワイのショッピングセンター「ココマリーナ・センター」にオープンし、昨年、「ホノルルマガジン」主催のグルメアワード「ハレアイナ賞」朝食部門で「クチコミナンバーワン」を受賞した「モエナカフェ」も、6月23日に原宿にオープンした。
ここでは、果物を多く使ったフレッシュフルーツパンケーキ(1,480円)、シナモンロールパンケーキ(1,100円)、日本限定のいちご&ミルクパンケーキ(1,200円)など5種類のパンケーキがあるが、アメリカらしくどれも大きかった。
自然を取り入れ、木目を基調にした店内やハワイっぽい衣装を来た店員さんなど、東京にいながらハワイ気分が味わえるカフェとなっている。
連日行列ができているハワイ発のカフェカイラ、Eggs 'n Thingsなどもある原宿に、あえて「おいしいものが生き残ると」自信をもって出店したようだが、古くは神田の古本屋街、秋葉原の電気街など集積効果により人が集まる傾向があるため、この夏の原宿パンケーキ行列は更に長くなりそうだ。