■アイスモンスター
台湾・台北で人気のフワフワかき氷店「アイスモンスター(ICE MONSTER)」が、東京・原宿に4月29日にオープンした。
オープン初日は朝8時前から並んでいる人もおり、私が並び始めた10時半時点では既に350人が行列、開店30分前の10時50分から整理券の配布が始まったので、並んでいたのは1時間足らずだったが、入店して食べるまでには6時間ほどかかった計算だ。
代表的なメニューの「マンゴーかき氷」(1,500円)を食べてみたが、シロップがかかっていないマンゴ味のフワフワの氷で、下にはマンゴ果肉、マンゴアイス、クリームなども入っていた。
ここのかき氷はフルーツやコーヒー、紅茶などのエキスを凍らせた「フレーバーアイスブロック」を削ったもので、これまでのかき氷とは違った「きめ細かく折り重なった絹のような舌触り」と表現される食感が楽しめた。
しかし、フワフワとはいえ山盛りの大きなかき氷なので、食べているうちに冷たくて頭が痛くなるが、入店するとすぐに出してくれるコップのお湯を飲みながら完食した。(一人一つずつ注文しなくてはいけないようなので何人かで行った場合も同様だ)
去年から引き続き今年の夏もかき氷が話題になりそうだが、その後も整理券の配布方式のため長い行列はできておらず、好感が持てた。
■ラフォーレ原宿・グッドミールマーケット
アイスモンスターと同じ4月29日に、斜め向かいのラフォーレ原宿2階には「グッドミールマーケット(GOOD MEAL MARKET)」という飲食エリアがオープン、こちらにも大行列ができていた。
この行列は、2階で一番広いスペースを持つ、オーストラリアから上陸したメキシコ料理ファーストフード「グズマン イー ゴメズ(Guzman y Gomez)」が初日限定で無料のブリトーなどを配ったためで、最終的に5,310本のブリトーを無料配布したという。
私を含めて、アイスモンスターの整理券を取って待っている人の多くがここに並んで、無料のランチをしたと思われるが、日本初上陸なのでとにかく食べてもらい、味を知ってもらうプロモーションとしては大成功だったと考えている。
グッドミールマーケットにはその他に、東京・広尾にあるベルギーポテトなどの揚げ物を提供する「アンド ザ フリット(AND THE FRIET)」、韓国やマレーシアで人気のはちみつブロックが入ったアイスクリームなどを出す「ミルクカウ(MILKCOW)」が出店している。
原宿に来る動機が、最近はファッションだけでなく、パンケーキやポップコーンなど「食」の部分が拡大していることに対応した戦略だ。
銀座のように大型観光バスで来るわけではないが、外国人観光客もとても多いし、全国各地からも若い人が集まってくる原宿は、今東京で一番ホットな街となっている。