ここは2001年、NYマディソン・スクエア・パークにホットドッグの屋台として始まり、2004年に初めての店舗をオープン、その後店舗を増やして行き、現在世界9カ国に70店以上を展開している。
「道ばたのバーガースタンド」をコンセプトに、成長ホルモンを使用していない100%オーストラリア産アンガス・ビーフを使用した良質のハンバーグ(パティ)と、ジャガイモを練り込んでいてモチモチとした食感のパン(バンズ)が特徴だ。
日本1号店は、前日の21時半から並んだ人を先頭に、オープン初日は開店前から長い行列ができ3時間待ちとなっていたが、私は3日目(日曜日)の夜に行ったので1時間待ちで入れた。
チーズバーガーにプレスして揚げたマッシュルーム(シュルーム)が入っている「シャックスタック」(1,230円)というバーガーを食べてみたが、マッシュルームの味わいが格別だった。
このバーガーの肉を除いた「シュルームバーガー」(930円)という、女性やベジタリアンに好評なバーガーもあり、肉のハンバーガーとはひと味違った味わいを楽しめる。
デザートはアイスにチョコレートやブラウニーを混ぜた「コンクリート」を食べたが、こちらも甘すぎずすっきりとしていた。
後から分かったが、ここのブラウニーは表参道に今年できた「ドミニク・アンセル・ベーカリー」のものを使用しているとのことだった。
■第3四半期決算
シェイク・シャックは今年1月にNY証券取引所に上場したが、先日発表された第3四半期決算では総売上が67%増の5,330万ドル(約65億7,000万円)、営業2年以上の既存店売上高が17.1%増で、店舗数が4店舗少ない前年同期の1.2%を上回っているなど好調だ。
この決算を受けて、今後の売上見通しを1億8,900万ドル〜1億9,000万ドル(約233億〜234億円)、既存店売上の成長率を11%〜12%に上方修正している。
日本での展開はアフタヌーンティー、キハチなどを展開するサザビーリーグと組んでおり、既存のハンバーガーチェーンよりは高いものの日本人の味覚に合った味付けなので、オープン直後のブームが去った後も定着した人気店となりそうだ。