●アディダス オリジナルス バイ アレキサンダー ワン(adidas Originals by Alexander Wang)
http://www.alexanderwang.com/jp/hashtag_section
販売日時・場所:9月17日11:00〜19:00 渋谷区神宮前4-31-12 駐車場内
価格:Tシャツ:10,000円〜
- ホーム
- 高島健一の「社長のメシの種」
- 第186回 コラボ企画
全国百貨店売上は6月の前年同月比3.5%減からは回復したものの、7月も前年比0.1%減と5か月連続のマイナスになり、大手百貨店5社の8月の売上速報値では5社すべてが減収となるなど低迷が続いている。
これは台風などの天候不順や訪日外国人売上の減少なども要因だが、全体的に消費が冷え込んでいると見られる。
このような状況への対応か、各社から有名デザイナーとのコラボ企画などが次々に登場している。
■アディダス オリジナルス バイ アレキサンダー ワン(adidas Originals by Alexander Wang)
アディダスは、9月17日に東京・原宿の明治通り沿い駐車場に商品を積んだトラックを停めて、NYで活躍するアレキサンダー・ワンというデザイナーとのコラボ企画の限定商品10種類を1日限りで販売した。
この企画は「ファッションとストリートウェアの境界線の破壊」をコンセプトにしたもので、前日に専用電話を公開してトラックの停車場所を教えたり、購入商品を黒いゴミ袋に入れて渡すなど、一般に受け入れられている規則を覆した販売方法を取り、デザインもアディダスの3本線が裏地に、ロゴが上下逆になっていた。
私は午後に到着したので駐車場内に1時間半ほど並んで購入したが、11時の開始前は明治通り沿いに長蛇の列ができたという。
NYで9月11日、東京とロンドンでこの日に販売された商品以外に、全体で84種類が今後発売されるので、今回の「ポップアップトラック販売」はプロモーションの一環でもあったようだ。
■リミテッドエディション バイ カール・ラガーフェルド
セブン&アイグループのそごう・西武は、9月9日から「リミテッドエディション バイ カール・ラガーフェルド」という新プライベートブランドを発売した。
これは30〜40代のキャリア女性の仕事服を提案するもので、フォーマル(スーツなど)、ワーク(ワンピースや上下セット)、ビジネストリップ(機能性、着回し)の3ラインがあり、ジャケットが23,000〜33,000円、ボトムが9,900〜17,000円、ブラウスが9,900〜14,000円、コートが24,000〜69,000円と価格も手頃に抑えられている。
カール・ラガーフェルドは、シャネル、フェンディなどの高級ブランドや自身のブランドを展開しているファッション界の大物で、今回もシャネルスーツ風やフェンディ風なども随所に見られるため話題を集めそうだ。
7月6日に4,000人が伊勢丹新宿店に行列したルイ・ヴィトンと藤原ヒロシのコラボ企画も記憶に新しいが、売れない時代の突破口としてコラボ企画は今後も増えそうだ。
======== DATA =========
●リミテッドエディション バイ カール・ラガーフェルド(LIMITED EDITION by KARL LAGERFELD)
販売:西武池袋本店やそごう横浜店など そごう・西武各店14店舗+ネット
tel:03-6272-7135