東京のオシャレな街とされる代官山、原宿に最近「おにぎり」専門店がオープンして話題となっている。
■ONIGIRI ICHIGO
代官山駅から恵比寿方面に少し歩いたところに9月24日オープンした、秋田県大仙市のあきたこまち専門農業生産法人・RICE BALL(ライスボール)が運営する「ONIGIRI ICHIGO(おにぎり一合)」というおにぎり専門店は、自分の所で作っているお米に加え、宮城皇室御献上の浜・矢本の大曲浜の海苔など、豊かな自然の恵みに育まれたシンプルな食材だけで勝負する、サケ、タラコ入りなど常時10種類(100〜200円)を販売している。
「ONIGIRI ICHIGO」という店名は、「1日に1合のお米を食べてもらいたい」という思いから付け、ご飯1合からおにぎりが2つできるために2個のおにぎりのロゴとなっている。
焼き結びなど以外は注文後にその場で握ってくれるので、出来たてを食べられるのも特徴だ。
■onigiri stand Gyu!
9月30日に「Tokyo Onigiri Labo(トウキョウ オニギリ ラボ)」がラフォーレ原宿2階にオープンした「onigiri stand Gyu!(オニギリスタンド ギュッ)」は、おにぎりの常識を覆す新スタイルの手作りおにぎり専門店で、「おにぎり×カフェ×バー」をコンセプトに、日本の伝統的な具材や玄米を使った「トラディショナルおにぎり」に加え、ワイン・日本酒などのお酒にも合う一口サイズのマカロンのような「おにぎりプチ」、コーヒーに合う「スイーツおにぎり」、厳選素材を使ったキャビア、フォアグラ、和牛などの「超高級おにぎり」など、訪日外国人も含めて誰もが楽しめるおにぎりを販売している。
お米は、10月は長野県産の「ミルキークイーン」など、月ごとに全国から選りすぐった精米したての産地米を採用するなど、日本各地の名産品のアンテナショップ機能も持たせ、全世界から訪れる観光客に向けて、おにぎりを通して日本の食文化を発信する「日本の食文化の発信地」も目指している。
最近はアメリカ西海岸、イタリア・ミラノ、シンガポールなどにおにぎり専門店ができ始めており、寿司、ラーメンなどに続き、おにぎりの知名度も今後は上がってくると見ており、海外展開も視野に入れているとのことだ。
日本酒などに続いて、おにぎりも世界展開が始まっていくかも知れない。