
原宿の明治通沿いの元ユニクロがあった場所に、スペイン・バルセロナのファッションブランド「デシグアル(Desigual)」の直営店が昨年12月14日にオープンした。
ブランド名の「Desigual」は、英語では「It's not the same」に当たる「同じではない」という独自性を強調した言葉で、「フィーリングのある服」をキーワードに、楽観的なメッセージ、楽しい服を特徴とした、流行に流されないオリジナルファッションを追求している。
デシグアルは1984年にスペインで誕生し、ヨーロッパを中心にアメリカやアジア、中東など98カ国に直営店だけでも275店を展開、百貨店やレクトショップ7,000店でも扱われており、過去10年間は継続的に50%成長を記録している。
日本では仙台、名古屋、博多、大阪などに直営店を出し、去年は「りんくうプレマイムアウトレット店」(大阪府泉野市)、「鳥栖プレミアムアウトレット」(佐賀県鳥栖市)に既にアウトレット店もオープン、115店の百貨店やセレクトショップでも扱われている。
「La Vida es Chula(人生って素晴らしい)」という言葉を冠した東京の旗艦店は、ファッションとアートのミックスなどの様々な形でブランドの世界観を発信するこれまでにない空間にし、1~3階3フロア720平方メートルに、ベビー&キッズ、メンズ、レディース、アクセサリーとフルコレクションを揃えている。
たくさんの色、カラフルな刺繍、パッチワークなどを取り入れたいろいろな種類の楽しい服やバッグなどがあるので、その中には誰でも必ず1着ぐらいは気に入ったものがあると「ワードローブに1着のデシグアルを」を目標にしているが、旗艦店のオープンを機により幅広い層に向けて、認知度の強化に努めていきたいとしている。
私はオープン初日の夕方に行ってみたが、本当にいろいろな色、柄、形の服が揃っており、気に入ったものがあったので、その場で買って着替えて出かけ、次の会合で会った人達にも好評だった。
今年は去年までとは感性的なトレンドも変化してゆく切り替わりの年で、これまでの協調性(皆と同じ)から独自性が好まれ始めるようなので、それを売り物にしているデシグアルには追い風が吹きそうだ。
昨年来ファッションではデフレの流れが止まり始め、若い人たちのファッションもファストファッションから次の物へと変化が始まっているので、今年は新しい流れが期待できそうだ。
======== DATA =========
●Desigual Store Tokyo
http://www.desigual.com/ja_JP/
所在地:東京都渋谷区神宮前6-10-8
電話:03-5467-2680
営業時間:月曜~木曜・日曜・祝日10:00~21: 00、金曜・土曜10:00~22:00
定休日:無休(1/1を除く)