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製造業

第4回「見える化を駆使しよう」

なぜ、トヨタ式で会社が伸びるのか?


3、進捗状況の見える化
 あるプロジェクトを始めたものの、途中で関心が薄れ、中途半端に終わるという経験はないでしょうか。プロジェクトでも計画でも大切なのは最後まで「やり切る」ことですが、そのためには進捗状況を「見える」ようにすることが効果的です。

4、能力の見える化
 社員の能力を評価する時、「Aはできる」「Bはできない」という言い方をしていないでしょうか?印象としての「できる」「できない」はあるとしても、たとえばAさんとBさんが所属する部門で必要とされる能力が20個あったとして、Aさんはそのうち何個がどのレベルで、Bさんは何個がどのレベルというところまで能力は「見えて」いるでしょうか。
各部門で必要とされる能力をすべて羅列したうえで、それぞれが「1人でできる」「教えることができる」「教えられればできる」「できない」というレベルを示す「星取表」があれば、「能力の見える化」が可能になり、今後、何を習得すべきかもはっきりします。

5、思いの見える化
 チームが機能するためにはリーダーの考えがメンバーに浸透し、共有されていることが必要になりますが、リーダーの思いは単に言葉で伝えただけではうまく伝わらないものです。コミュニケーションには量と質が求められますが、回数に加え、思いをイラストや模型、映像などを使って伝えることで思いはよりはっきりと伝わります。これが「思いの見える化」ですが、これができてこそリーダーはチームをうまく率いることができます。

 このようにさまざまな「見える化」を駆使することで仕事はよりスムーズに進み、人も会社も成長することができます。

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