menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2025年7月30日号)

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳

「模擬脳内チップがあなたをネオに変える!」

昨日までの二日間、「千回行シート策定セミナー」を行った。

これは「脳内チップの模擬埋め込み」作業の準備だ。

将来、脳にチップを埋め込み、AIと繋ぐということも想定されているが、個人的には、映画「マトリックス」を連想させて嫌だ。
マトリックス⇒ https://www.youtube.com/watch?v=_bn_T5–Wgc

しかし「模擬脳内チップ」の作成と「模擬埋め込み」は、今でも可能だ。

「自分が今回生まれた意味」を明らかにする。

「これをやり遂げないと生まれた意味がない」というデットラインを明確にする。

「やり遂げる役柄とその役作り要素としてのマイ・ルーティン」を明文化する。

これらを10センチ×5センチくらいの用紙に、圧縮表記する。

それを朝・昼・夜と、脳幹に焼き付けるイメージで読み込む。

年に千回のインストールなので、「千回行シート」。

すると、この「模擬脳内チップ」によって、365日がその指示通りの日常になる。

365日、「悩む、考える、止まる、振り返る」時間がゼロになり、スピードが数倍アップする。

意思決定は2秒で十分、困難な目標、高い目標にもスイスイと挑み、生きることが「超楽」になる。

まさに「マトリックス」の主人公ネオの感覚だ。

それまでとはまったく別人のような生き様を見せていく。

あなたも「マイ模擬脳内チップ」を作成し、ネオのような「ぜい変人生」を入手しよう!

東京より愛を込めて。臥龍


「採用と育成においてZ世代は存在しない」

本日、経営者セミナーでリクルートワークス研究所の古屋星斗さんのお話を伺ったが、とても勇気づけられるポイントがあった。
「最近の若者を語るときに、マーケティングにおいてはあったとしても、採用と育成においてZ世代は存在しない。
価値観が多様化している。若者には、意外なくらいに共通価値観が多い。彼らは自分とは違うという先入観を持たないことだ」
臥龍の研修セミナーに若手人財を派遣した企業のトップが、そのぜい変振りに驚かれることが多い。

その秘訣の一つが、臥龍の「Z世代は存在しない。N世代が存在している」という「眼聴耳視(がんちょうじし)」にある。
「Z世代」は、1000年を超える日本の歴史でいえば、薄い薄い表層であって、その中には、永い年月で培われた「N(日本精神)世代」が秘められている。
「眼聴耳視」とは、今から800年ほど前(鎌倉時代)、曹洞宗の開祖である道元禅師が述べた言葉だ。

文字通り、目で見たものに騙されないで、内なる本心・本願を聞けということ。
耳に入った言葉に騙されないで、内なる本心・本願を観よということ。

内に秘められた本心・本願を信じて向き合うと、驚くほどの「志・使命感」や「本気の情熱」が内面から噴き出してくる。

若手人財は、情熱の死火山ではなく休火山だ。

皆さまも「眼聴耳視」で、人に向き合いましょう!

東京より愛を込めて。臥龍


「成功の復讐を打破できるのはトップだけ!」

人も組織も「成功体験」が怖い。

「成功の復讐」に遭った事例は多い。

「富士フィルムとコダック」

コダックは「フィルムでの成功」に固執し、デジタル化に乗り遅れ破綻。

対して富士フィルムは、「フィルムの終焉」を見越し、医療・化粧品・素材などへと科学技術を転用した。

かつて、シャープは「液晶といえばシャープ」とまで呼ばれた。

「液晶テレビ・パネル」での世界的成功が、他の収益源の育成やリスク分散を妨げた。

「液晶で世界を獲った」成功体験が、他分野への大胆な投資を阻み、最終的に台湾企業に買収された。

今、危険なのは「テレビ、新聞」だろう。

「成功の復讐を打破できるのはトップだけ!」(臥龍)

ソフトバンクは、通信の「成功体験」にしがみつかず、投資会社に大転換した。

ユニクロ(ファーストリテイリング)は、安価・大量販売の国内アパレル成功を壊して、グローバル展開・DXへシフトした。

任天堂は、据え置き型ゲーム機の常識を壊し、WiiやSwitchで再成長した。

臥龍もよく利用しているNetflixも、元々はDVDのレンタル宅配事業で急成長したが、ストリーミング事業に全面シフトし、さらに、「配信のインフラ屋」から「自社でコンテンツを作る制作会社(Netflix Originals)」へ進化した。

「自分のビジネスを自分で破壊することはトップしかできない」(臥龍)

「CHANGE OR DIE、常識外れの高い目標が変革を生み出す!」

「常識外れの高い目標を打ち出すのがトップの仕事」(臥龍)

東京より愛を込めて。臥龍


「何故、その目標を達成する必要があるのですか?」

年度目標の多くは、売上高や営業利益で示され、今が期中の会社だとそれを追う毎月だろう。

Q.あなたは何故、その目標を達成する必要があるのですか?

この問いを、経営者、リーダー、現場社員、新入社員に投げかけたとき、貴社では、ほぼ同じ答えが返ってくるだろうか?

売上高は、客数×客単価で構成されている。

その客単価を超える、どういう付加価値を顧客に提供するのか?

その付加価値は、我が社の理念・使命感とどう紐づいているのか?

営業利益は、どのように従業員の幸福や物心両面での豊かさに還元されるのか?

この問いに対して、経営者、リーダー、現場社員、新入社員から、ほぼ同じ答えが返ってくるようにしよう。

東京より愛を込めて。臥龍


「余熱が残らないと人は動かない」

プレゼンはコンテンツ50%+熱50%。

何故なら、言葉は忘れやすいが、余熱は残りやすいからだ。

トップの経営方針プレゼンは400度熱で行う。

するとリーダーには200度では伝わる。

リーダーに200度熱で伝わると、現場には100度で伝わる。

現場が100度だと、お客様には50度で伝わるから、帰宅しても余熱が残り、また帰ってきてくださる。

トップが100度熱でいいと思っていると、50度、25度、そしてお客様には12.5度で伝わり、ここは寒いとなる。

お客様は帰ってこない。

小池修さんが、「敬護」を400度熱で伝える理由もここにある。

「いい事」を言っていても、熱がないと人は動かない。

あなたの言葉は、聞いた人の心に「余熱」として残っていますか?

東京より愛を込めて。臥龍


「凡事徹底の鉄人を称えよう!」

今朝は、イチローのアメリカ殿堂入りセレモニー、
そして彼のスピーチを生中継で聞いた。

一番響いたのは
「準備を怠らなかったことが誇り」ということだった。

「小学校6年の作文を書き替えることができるなら、
 ”夢”ではなく”目標”とするだろう」もなるほどだった。

そして「野茂英雄さん、ありがとう!」という先人への感謝、
「奥さまの弓子の支えに感謝。引退後に奥さんと一緒に
マリナーズをスタンドで楽しみ、
ホットドックを食べたのが何よりの思い出」という
言葉にジーンときました。

イチローは、「天才」と呼ばれることを極端に嫌がったものだ。

「努力せずに何かできるようになる人のことを天才というのなら、
  僕はそうじゃない。努力してできるようになる人のことを
  天才というのなら、僕はそうだと思う」

「小さいことを重ねることが、
  とんでもないところに行くただ一つの道」

.「夢を掴むことというのは、一気にはできません。
  小さなことを積み重ねることで、いつの日か
  信じられないような力を出せるようになっていきます」
 
「自分の限界を少しずつ広げていくしかない」

「特別なことをするために、特別なことをするのではない。
  普段通りの当たり前のことを、徹底的にやる」

まさに「凡事徹底」を地で行く生き方、生き様。

朝から勇気をもらえた。

貴社にも「凡事徹底の鉄人」が居るでしょう。

称えてあげて欲しい。

東京より愛を込めて。臥龍

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2025年7月23日号)前のページ

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2025年8月6日号)次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. NEXT・VISION道場

    セミナー

    NEXT・VISION道場

  2. 中小企業の《20年・前倒し育成法》

    音声・映像

    中小企業の《20年・前倒し育成法》

  3. 顧客との強いキズナを武器に戦う経営

    音声・映像

    顧客との強いキズナを武器に戦う経営

関連記事

  1. 「あなたには、理想のキャスティングを行う権利がある」

  2. 臥龍の業績アップ通信(2023年11月22日号)

  3. リーダーとは『当たり前基準』を上げ続ける人(角田識之の社長学2.0 8月22日号)

最新の経営コラム

  1. 第132回 ハイブリッド経理で高品質な管理体制を構築

  2. 第191回 Gemini3

  3. 国のかたち、組織のかたち(77) 強大な相手と対峙する③(ナバテア王国の知恵 下)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    第389回 「単位当たり」の販売術
  2. 社員教育・営業

    第190回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方113『言い換えのポイント』
  3. ブランド

    vol. 5「アピアランスは他者のため」クールビズのあのシャツは・・・
  4. マネジメント

    万物流転する世を生き抜く(40) 三国志の教訓・関羽と張飛の最期
  5. 健康

    第26回「ヒルティも知っていた!?脳の積極的休養法」
keyboard_arrow_up