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「慶び/喜び」「心より/謹んで」の違いは?ビジネスで使えるお祝いのフレーズ集

業績アップにつながる!ワンランク上の手紙・メール術

こんにちは、いかがお過ごしですか。

季節がどんどん先に進む頃、変わりなくお過ごしですか。

年度末のあわただしさでストレスフルにお過ごしの方も多いと思います。わたしの場合も引越しを控えているため、自分に小さなご褒美をあげてなるべくご機嫌に過ごすよう努めています。

さて、今回は「お祝いの言葉」をご紹介します。だれかの喜びをお祝いすると、気分がいいですね。一般に、年齢が上がるほどお祝いしてもらう機会は減りますから、照れ臭くなるほど嬉しく感じたりもするものです。

よい言葉をつかうことで、自分の気持ちがよくなります。ストレスフルな時期にはあえてよい言葉を発すると、平常心を保つことにつながります。何か少しでも参考にしていただけるようでしたら、幸いです。

創立〇周年記念、新店オープン、社屋完成など企業宛てのお祝い

・このたびはおめでとうございます
・謹んでお祝い申し上げます
・謹んでお慶び申し上げます

★ワンポイント

「慶び/喜び」どちらでもかまいませんが、慶びのほうが丁寧な言葉のため、目上の人や相手を敬う気持ちを強く表現したいときには「慶び」とするほうがいいでしょう。

★ワンポイント

「心より」と「謹んで」の違いは、親しい関係の人にはより親しみを感じる「心より」を。特別な場面や、公式のお祝いとして送る場合は、より正式で丁寧な印象を与える「謹んで」をおすすめします。

・これもひとえに日頃のご精進の賜物と存じます
・これまでのご功績やご尽力はいかほどであったでしょうか
・ここにいたるまでのすべてのご功績に深く敬意を表します

★ワンポイント

おめでたい出来事の陰にはこれまでの相当な努力があったに違いありません。その努力や功績に敬意を表することが、相手の喜びにつながります。

・より一層のご発展を祈念いたします
・貴社の益々のご隆盛をお祈りいたします
・〇〇様、社員の皆様のより一層のご盛栄をお祈り申し上げます

★ワンポイント

「祈念/お祈り」と「願い」で迷う場合は「お祈り」のほうをおすすめします。「願い」がいけないわけではないですが、あらたまった場面においては「祈」のほうが敬う気持ちが強く伝わるようです。宗教的な意図はありません。ほかに「念じています」も使いやすいでしょう。

お客様や取引先の上職宛ての、還暦・古希など誕生日のお祝い

・このたびはおめでとうございます
・心よりお祝い申し上げます
・謹んでお祝い申し上げます

・より充実した(素晴らしい)一年となりますように
・ますますのご健勝を心よりお祈りいたします
・今後のより一層のご清祥を祈念いたします

★ワンポイント

相手の発展や幸せを願う一言を添えるとき、企業宛てには「ご隆盛」「ご盛栄」や「ご清栄」、個人宛てには「ご清祥」や「ご健勝」を使います。漢字が似ているため間違いやすいので、注意しましょう。

気心が知れた間柄の人へのお祝い

このたびはおめでとうございます
日頃のご指導に感謝しております
益々のご健勝を祈念いたします

★ワンポイント

お祝いのメッセージを送るときは「お祝いの言葉」+「日ごろの感謝や称賛」+「今後の活躍、発展や健勝を願う一言」の順につづると、まとまりがよくなります。

上司から部下へのお祝い

おめでとうございます
いつも仕事が早い〇〇さん、これからも頼りにしています
益々の活躍、幸せを願っています

★ワンポイント

日頃の称賛には、「仕事が早い」のほかに、たとえば「気が利く」「明るい」「人柄がいい」などがあります。これらを、「会議の資料作成が速い」「いつも明るく場を盛り上げてくれる」「部下からの人望が厚い」「困っている人をやさしくサポートしてくれる」などと具体的に称賛すると、さらに相手の胸に響くメッセージになります。

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