menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第16回 役員退職金は、特別損失で計上していますか?
~会計事務所まかせだと、おそろしい結果になります~

おカネが残る決算書にするために、やっておきたいこと

今回のキーワード
「役員退職金」

決算書を5年分ほど拝見すると、時折、営業利益が極端に悪化している、という年度があったりするのです。大きな営業赤字なのです。
その前年や翌年は、数%の営業利益が出ているのです。
「どうしてこの年度だけ、営業利益がマイナスなんですか?」と社長に尋ねます。
すると、
「その年度は、前の専務が退職したので、退職金を支払ってますから。」
といった返答がきたりします。
「えっ、役員退職金なのに、販売管理費で処理しているんですか?」
「何かマズかったでしょうか?」
などというやり取りになるのです。
 
役員の退職は、めったにないことです。そのような費用は、特別損失で計上するのです。そうすれば、営業利益や経常利益は、黒字を確保できます。
会計事務所まかせにしておくと、このような処理をされてしまうことが多いです。
「最終の純利益は同じ損失額ですよ。」と言われます。
決算書を見るのは、税務署だけではありません。銀行も見ます。銀行は、営業利益と経常利益を見ます。だから、役員退職金のような大きな、その年度だけの支出は、特別損失で計上してほしいのです。
 
bspl2_16.jpg

第15回 延長された特別償却制度を活用していますか?~「どちらでも同じ」という税理士にだまされるな!~前のページ

第17回 入っていますか?「経営セーフティー共済」と「小規模企業共済」次のページ

関連セミナー・商品

  1. 労務コスト削減策 2024年度版

    セミナー

    労務コスト削減策 2024年度版

  2. 社長の決算書の見方・読み方・磨き方

    社長の決算書の見方・読み方・磨き方

  3. 井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

    音声・映像

    井上和弘の「経営緊急7大インフレ対策」セミナー収録

関連記事

  1. 第9回 DX人材を社内で発掘して、デジタル化を飛躍的に促進した会社

  2. 第2回 
    右肩上がりの時代は、どんぶり勘定でよかった。

  3. 第2回 
    バブル期はB/S不況、今はP/L不況です。

最新の経営コラム

  1. 第28回 福利厚生を充実させて人員の定着化ができている

  2. 手紙を書く際に「読みやすく書く」コツとは?

  3. 第131回ラーメンの海外進出によって、第3期の成長ステージ入りも(アリアケジャパン)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 教養

    第82回『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』(著:内田洋子)
  2. サービス

    5軒目 「きのこの魔術師レジス・マルコン」
  3. 不動産

    第24回 設計事務所の受注に占めるマンションの割合が高い設計事務所を選定する事
  4. 税務・会計

    第74回 インボイス制度点検その5 会計システム更新時に確認すべき3つのこと!
  5. 後継者

    第79回 経営者に求められる社会貢献のノウハウ
keyboard_arrow_up