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第87話 悪い兆候にすばやく「畳む 削る 変える」の行動を!

強い会社を築く ビジネス・クリニック

銀行には、金あまりの状況で倒産は増えていませんが、実質は延命装置があるだけで、この装置も数年で効果がなくなるでしょう。
 
実態は、供給過剰、需要不足で、売上が落ちています。
売上が落ちてきて、買掛金勘定、銀行借入決済の為だけの販売になれば、採算無視で出血、自転車操業となってしまいます。
 

倒産する会社は、つぶれる体質になっています。
小企業なら売上収入と経費支出が釣り合っていません。
赤字出血体質で、わかっていても欠陥を治さない。
 
中・大企業になると過剰投資による売上高と資産とがバランスしない回転率低下をきたしています。企業は急に悪化するものではありません。
月次決算を行っていれば、悪い兆候は早く見えてくるものなのです。
 
前年同月、前月の目標、季節等々と比較してみれば、兆候はわかってくるものです。悪い兆候が見えだしたら「やめる(たたむ)、削る、変える」の手を早く打ち、合理化、無駄省きの実践をぐずぐずしないで実行する事です。
 

名門ゴルフクラブで最近、年会費が何と理事会で2倍になったゴルフ場があります。
近頃、どこのゴルフ場も前年比入場客数が落ちていることはご存知でしょう。
名門故にプレイ費を安くすることも出来ずに、営業対策も積極的に行わず、とうとう平日でも2~5組という状態になったりで赤字状況が続いていました。
 
それ故の対策は、メンバー年会費の倍額決定となったのです。
名門の会員ですから、どうってことないと思われたのですが、メンバーの中には高齢者で、一年に一度も行かない方も多く、その方々は会員権を売りに出されたのです。
たちまち、会員権相場は暴落し、多くのメンバーのブーイングは、私の耳にも聞こえてくる有様でした。
 
「会費を倍にしなくても、人件費、経費を含め合理化はいくらでもあります。削ることをしないで、50年前60年前と同じ運営を行うのは全くナンセンス」と声高に紳士連中が不平を述べていらっしゃいます。
 
聞くところによると、ここの理事長はじめとして電力系が牛耳っているとのこと「やり方が全く電力会社と同じだ!」
 

経営者が指示しなければそれらの手が打てないのでは、優良企業にはなれません。幹部社員以上(従業員でも)が、自ら計算し判断し、納得して、自分たちの課、部で手を打っていく仕組みが必要なのです。
 
利益率(粗利、営業利益、経常利益)と資産回転率(在庫、売掛金、受取手形、機械稼働率)に注意して、方針すら急に変えてしまうべきでしょう。機動力が常に求められます。
傷口は常に小さなうちに自らの力で処置するべきです。

 

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