売上が落ちてきて、買掛金勘定、銀行借入決済の為だけの販売になれば、採算無視で出血、自転車操業となってしまいます。
倒産する会社は、つぶれる体質になっています。
小企業なら売上収入と経費支出が釣り合っていません。
赤字出血体質で、わかっていても欠陥を治さない。
月次決算を行っていれば、悪い兆候は早く見えてくるものなのです。
名門ゴルフクラブで最近、年会費が何と理事会で2倍になったゴルフ場があります。
近頃、どこのゴルフ場も前年比入場客数が落ちていることはご存知でしょう。
名門故にプレイ費を安くすることも出来ずに、営業対策も積極的に行わず、とうとう平日でも2~5組という状態になったりで赤字状況が続いていました。
名門の会員ですから、どうってことないと思われたのですが、メンバーの中には高齢者で、一年に一度も行かない方も多く、その方々は会員権を売りに出されたのです。
たちまち、会員権相場は暴落し、多くのメンバーのブーイングは、私の耳にも聞こえてくる有様でした。
経営者が指示しなければそれらの手が打てないのでは、優良企業にはなれません。幹部社員以上(従業員でも)が、自ら計算し判断し、納得して、自分たちの課、部で手を打っていく仕組みが必要なのです。
傷口は常に小さなうちに自らの力で処置するべきです。