最近は、エビデンスによる裏づけ、科学の進化により
より経営技術は進化しています。
そして、新しいノウハウも提唱されています。
最近よく耳にする言葉でも
レジリエンス、パーパス経営、セルフコンパッションなど
ビジネスサークルの勉強会で数多く取り上げました。
しかし、どんな技術もノウハウも
それを実践し、行動するのは
すべて、従業員である人です。
人が集まれば
どんな組織にも、いろいろな問題が出ます。
その、人同士の
チームワークが良いと
生産性や、業績が良いことも分かっています。
ある文献では
コールセンターでチームワークをよくしたところ
処理時間が、20%以上短縮し
生産性向上効果で、1500万ドルの効果が出
従業員満足が10%を超えたとあります。
では、チームワークを良くするにはどうすると良いのでしょうか?
それをチームビルディングと言いいますが
簡単なゲームから、しっかりとした理論まで
チームビルディングのコツをまとめ、お伝えしていきます。
(1)労働にまつわる日本の現状
1. 労働者にまつわるデータ
多くの産業で人が「不足」し、
転職市場は大幅に減少しています。
2. 賃金もじわりじわりと上がっている
物価を考慮した実質賃金は、2022年に入り減少しているが
実際にもらう賃金は、上昇しています。
3. 労働者人口そのものが減少している
人口が日本は減少し
その結果、生産年齢人口も減少しています。
2020年、約7,400万人だった生産年齢人口(15歳から64歳の人口)が、
2050年には、約5,300万人に減少すると予測されているのです。
4. 必要能力も変わっていく
世の中が変わっていき、産業も変わり
その結果として、必要とされる能力も変わってきています。
2015年に必要とされていた能力は
1位 注意深さ・ミスがないこと
2位 責任感・まじめさ
3位 信頼感・誠実さ
2050年は
1位 問題発見力
2位 的確な予測
3位 革新性
2050年には
日本の人口は、世界17位になります。
人口が増え続けていたことによる経済成長はもう終わったのです。
これからは、
少ない人数で、大きな成果(GDP)を、出すには
一人ひとりの能力と
購買力が必要になっていきます。
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