計測機器から加工装置までレーザー機器を取り扱う専門商社。バブル崩壊という経営環境の変化に対応できず、1993年に債務超過に陥り、倒産寸前の状態へ。親会社の日本電子の役員だった近藤氏が同社の再建を命じられ社長就任。新しい取引先を開拓し、経営の仕組みを変え、コスト削減をすすめ、一年で黒字化させる。07年、親会社から経営陣だけではなく、新入社員も含めた全員が一緒に株式を買い取るMEBOで独立。
社長の近藤氏は、1944年東京都生まれ。65~66年、ドイツ交換実習生として欧州に滞在。68年慶応義塾大学卒業後、日本電子(株)入社。84年アメリカ法人副支配人、89年取締役アメリカ法人支配人、93年取締役国内営業担当などを経て、94年、日本レーザー社長に就任(2018年より現職)。その後、日本電子本社より独立。第一回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞、中小企業長官賞など、受賞歴多数。著書・共著に「成果主義の課題」「ビジネスマンの君に伝えたい40のこと」「ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み」他。
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近藤宣之
日本レーザー 代表取締役会長
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最終更新:2024.04.12
日本レーザー「人を大切にしながら利益を上げる経営」の極意
1994年、債務超過・倒産寸前に陥り、主力銀行からも見放された子会社の日本レーザーに、親会社の命を受け代表取締役社長に就任。“人を大切にしながら利益を上げる”経営改革を進め、就任初年度から黒字化、以来25期連続黒字、12年以上離職率ほぼゼロへ導いた近藤氏。 「経営は修行である――。」氏の修羅場の歴史を紐解き、人を大切にする経営の原点と極意について伺いました。