今各所の調査によると、日本人の5~6人に1人は、睡眠になんらかの不満を持っているそうです。仕事が忙しい世代なら、ストレスで寝付きが良くない、あるいは、懸案事項の夢を見て夜中に目が覚める・・・など、心当たりがあるのではないでしょか。また、医師に相談するほど睡眠に不満が無くても、ぐっすり眠ってみたいと思っている方は多いことでしょう。睡眠は健康維持の基本であり、また、よく眠れば頭も冴えて、日中の生産性も向上するに違いありません。
こうした現代人の睡眠への欲求を満たすべく登場したユニークなデジタルガジェットが「Sleepion」(スリーピオン)です。
今回は、製品の概要と、使用感をご紹介します。
■「音」・「光」・「香り」で眠りに誘うスリーピオン
スリーピオンは、快眠を目的とし、スピーカー、照明、アロマを組み合わせた、ユニークな製品です。睡眠について長年研究を行っている大阪府立大学名誉教授の清水教永氏(医学博士)が監修し、睡眠を促す数々の仕掛けが盛り込まれています。
1. 音
自然界のゆらぎや胎内をイメージした16曲のヒーリングサウンドを内蔵。
2. 光
月明かりをイメージした色味と蝋燭のような揺らぎを再現する照明機能。
3. アロマ
眠りのための香り(100%天然アロマ)が3種類付属。スピーカーの振動を利用して拡散。
■使用感
筆者が実際に1ヶ月程度使用した感想をレポートします。
まず筆者の普段の睡眠ですが、通常は22時にベッドに入り、朝は7時に起床します。寝付きは5~10分程度と良いのですが、夜中に何度か目が覚めるタイプ。目覚めは悪くないものの、できれは中途覚醒なしに朝までぐっすり眠ってみたい・・・と思っています。
スリーピオンの電源を入れると、内蔵されたビーリングミュージックの再生が始まり、背面のライトが間接照明のように柔らかく壁面を照らします。炎のような揺らぎが自然でリラックスでき、目を瞑っていても微かに感じることができる明るさです。(45分で自動電源オフ)
音楽は16曲内蔵されていて、さざ波のような環境音が中心のものから、弦楽器の調べがはっきりと判るものまで、好みで選べます。筆者の場合、さざ波と相性が良いようで、少し気が立っているような日も、音に耳を傾けていると自然に気分が静まってくる効果を体感できました。スピーカーからで出てくる音はクリアで広がりがあり、特定の場所から鳴っているような圧迫感が無いのも美点です。音量は好みで調整できるので、煩く感じる心配はありません。
香りは、ヒノキ、ゼラニウム、ラベンダーの3種が付属。どれも良い香りで、睡眠を意識してブレンドされているようですが、好みが分かれそうです。筆者の場合、寝室にはヒノキがしっくりきました。
肝心の睡眠効果は如何に?これは個人差が大きそうなので、明言は避けたいと思いますが、筆者の場合、使い始めると心地良さがクセになり、毎日欠かさず使い続けています。リラックス効果は充分に感じられ、睡眠にも好影響を与えていると思います。
■さいごに
睡眠に関しては、ベッドや枕などの寝具や空調など、多くの分野で製品化が活発です。これらと同じく、スリーピオンの効果を体感できるか否かは個人差が大きそうですが、薬を用いないのはなにより安心です。気になる方は、一度、試してみてはいかがでしょうか?
【製品紹介】
メーカー: ティー・アール・エイ株式会社
ブランド: cheero(チーロ)
製品名: Sleepion(スリーピオン)
型名: CHE-606
販売店: 2016年3月16日より、新宿伊勢丹にて先行発売。4月中旬より、全国の販売店やネット通販で販売予定。