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税務・会計

第107回 書類のデジタル化で仕事を見える化し、効率化とミス削減を実現

賢い社長の「経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」

書類のデジタル化のメリット

ビジネスにおいて、紙の書類で仕事をすることがこれまで続いてきました。

しかし、紙ベースの仕事には、情報共有の難しさや、作業の非効率さ、転記ミス、入力ミスなど、業務上のさまざまな問題があります。

このような課題を解決するために、多くの企業が書類のデジタル化に取り組んでいます。

書類をデジタル化することで、業務の見える化が進み、効率性と正確性が飛躍的に向上します。

特に書類の多い経理部門では、デジタル化により大きな効果が期待できます。

そこで今回は、書類のデジタル化によるメリットについて、説明します。

 

今日、何枚の紙書類を手に取りましたか?

 

書類をデジタル化すると仕事が見える化する

書類のデジタル化の第1のメリットは、仕事の見える化です。

紙の書類は、異なる種類の伝票や資料を、机の上に自由に並べて仕事ができるので、一人だけで仕事をするには扱いやすいでしょう。

しかし、何人もの社員が分業して働く会社組織では、直接的または間接的に仕事に関わる人が情報を必要とするので、原本の紙書類しかないのは不便です。

 

そこで、書類をデジタル化し、クラウドや社内サーバー上で一元管理することで、必要な情報にすぐにアクセスできるようになります。

たとえば、請求書の申請状況や承認履歴をパソコンやタブレット画面で確認できるようになれば、誰が担当しているのか、どこで滞っているのかが明確になります。

 

また、建設現場などでは、多数の契約書や図面、報告書、見積書、請求書を扱います。

これらをデジタル化し、クラウド上で管理することで、現場スタッフや社内の管理部門が必要な情報を常に共有することができます。

 

デジタル化には、スキャナやOCR(光学文字認識)技術、クラウドサービスなどのツールが必要です。

業務内容に適したデジタル化ツールを選定し、導入することにより、全社的に書類データを共有して仕事を見える化することができるようになります。

 

仕事が順調に稼働していることをどうやって確認していますか?

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