ある血圧機メーカーの調査によると、日本人の3人に1人は高血圧で、特に50歳以上では2人に1人と割合が高いとされています。54歳の筆者も遂に、健康診断で「正常高値血圧」(高血圧の一歩手前)の指摘を受けてしまいました。健康を第一に、早寝早起き、散歩、禁煙、アルコール控えめなど、生活習慣や健康管理に気をつけてきたつもりだけにショックでした。
そこで、正確な血圧を把握すべく、日々測定ができるように家庭用の据え置き型血圧計(上腕タイプ)を購入。自身の健康管理項目に塩分の摂取量も加え、極力塩分を控え、約半年間、毎日、朝晩の2回測定して様子を見てきました。血圧は徐々に下がり、遂に収縮期125/拡張期85程度の「正常血圧」に。
血圧に影響する要因は個人差があると思いますが、筆者の場合、測定で明確に把握することで危機感が生まれ、また、血圧の低下も数値で明瞭に確認できるのが「減塩」のモチベーションに繋がりました。
今は「正常血圧」ですが、健康管理の一環として、毎日の血圧測定は欠かさないようにしています。
しかしここで問題が。血圧を測定する「習慣」が身に付くと、出張時など測定できない場合、非常に気になってしまいます。気になって血圧が上がってしまうかもしれません。出張時は生活が不規則になりがちで、また、外食が続くので尚更です。しかし、手首装着型も存在するとは言え、家庭用血圧計を携行する訳にも行かず…
そんな中、画期的な新製品が登場し驚きました。HUAWEI(ファーウェイ)の血圧測定機能も搭載したスマートウォッチ「WATCH D」です。
腕時計型の血圧計は存在しましたが、スマートウォッチに血圧測定機能(日本で管理医療機器認証を取得)を搭載した製品は、本製品が第1号(筆者調べ)。実勢価格は6万円弱と安価ではありませんが、スマートウォッチ機能を考慮するとリーズナブルな印象。また、機能面ではスマホアプリと連携して測定データを長期間記録し、グラフで変化を確認できるのもポイントです。
実際に試用しましたが、ベルトの内側に搭載されているエアーバックに空気が送り込まれ、手首型の血圧計と同じ要領で測定します。動作音は皆無で約40秒程度で測定が完了。一般的な手首型の血圧計と比べても遜色を感じません。
肝心の測定精度も充分実用的と思えるもの。数か月間毎日血圧を測定しきた筆者の感覚ともピタッと合っていて驚きました。(HUAWEI独自のアルゴリズム「HUAWEI TruBPTM血圧アルゴリズム」によって補正される)
スマートウォッチとしてはやや大型ですが、常時身に付けていると、血圧の測定忘れも、アラームのように知らせてくれる機能があり、血圧測定初心者にもやさしい製品と言えます。
出張時だけでなく、毎日血圧を測定し、健康管理に役立ててみてはいかがでしょうか?
【HUAWEI WATCH D 製品公式ページ】
https://consumer.huawei.com/jp/wearables/watch-d/