「第一印象は６秒で決まる」

初対面のどなたかと“出会い頭の6秒”この短い時間内に、
その相手に対して、あなたが出来るアクションとは何があるだろうか？
そして、あなたは相手に対してどのようなことをするでしょうか？

この短い6秒間という時間は、最初の簡単な挨拶をしながら出会った相手の頭の先からつま先までを
一通り見回し、ざっと風体を認識するのにちょうどの時間といえます。
外見的（視覚的）情報のみが入ってきていると言っても間違いではありません。

そう、第一印象とはこのような短い時間で刻み込まれてしまい、
それを決定づけるポイントの大部分は「見た目」なのです。

「人を見た目で判断してはいけない」といわれる事もありますし、
「人間見た目じゃない、中身だ」とも言いますが、相手に自分という人間に対する興味を沸かせられるか、
話を聞いてみたい相手かどうかを判断させられるか、
これだって興味を抱けるような見た目にかかって来るのです。

ましてやエグゼクティブやビジネスパーソンは、
よい良い社長個人のイメージ、企業イメージ、及び商品のイメージを、
一瞬しか会うことが無かったり、直接会うことも無い人に対しても的確に印象付け、
伝えなくてはならない使命を持っています。であれば、相手に自分や商品を分かりやすく伝える為の
パッケージ（見た目）を作る事は必須なのです。

エグゼクティブ・ビジネスパーソンにとっての最高のパッケージ（見た目）作りとは

１）身のもともと持っている素材を生かし（社長個人の魅力の表現）

２）企業内や社会におけるポジションを分かりやすく示し（地位・クラスの表現）

３）その業種に必要なイメージとのバランスをとる（コーポレートイメージの表現）

これらの項目などがあげられますが、

では手始めに、難しく考えず、ご自分の表情が精悍に健康的に見える、
そんな顔映りの良い衣服選びに挑戦してみてください。

私がメディアトレーニングでイメージコンサルティングを短時間で行う際には、肌のトーンを
“黄味寄り”と“青味寄り”に分け、主にネクタイのいろ選びのアドバイスと、その結び目の形や大きさ、
お顔立ち（顔型・お顔のパーツ）とシャツの襟の形とのバランスなど、
Vゾーンのコーディネートについて実践的なアドバイスをいたします。

これを習得いただくことで、ビジネスシーンの服装コーディネートで、その人の個性と企業の個性を、
見る人により良く印象付けることができるようになり、広報用ポートレートやTV映りに最も顕著に表れるのです。

人間はやはり顔まわりを集中的にみながら、相手とのコミュニケーションをとるもの。
であれば、同じ表情でも肌の色も健康的に見え、相手に何かを訴える目力のある強い目許になる、
そんな顔まわりやVゾーンのコーディネートができれば、もともと持っていらっしゃる、
充実した内面がより早いスピードで相手に伝える事ができるのです。

皆さんは、ご自分の肌映りの良い色の傾向をご存知ですか？

ビジネスシーンの衣服の色幅が狭い男性、男性と反対に色がふんだんにある女性、男女別で
決め手となるポイントが違ってきますし、職業別イメージによっても重要となるポイントが変わってきます。

男性は、少ない色幅だからこそ、上手に自分を表現する色を見つける事が、
ご自分を良く分かっている証拠になりますので、望ましいですし、
女性は、色が多いからこそ、上手にセレクトしてご自分のイメージがその場その場で
ばらばらにならないように、上手く表現することが大切になるのです。

さあ、好きな色ももちろん大切ですが、ご自分の顔立ちを映えさせる色はあなたを裏切らない最大の味方です。

エグゼクティブとして、ビジネスパーソンとして、企業イメージも背負って世の中にでている皆様、
第一印象で相手の気持ちをグッとつかみ、ビジネスをより一層の成功に導くツールのうちの一つである、
“ご自分と企業イメージをより良く見せる色”を、是非ともさがして、装いの中に取り入れてみてください。