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朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月27日号)

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳

「お客様を二目惚れさせる条件が明確ですか?」

「お客様を二目惚れさせよう」(臥龍)

一目惚れとは、利用動機を創ること。

ペルソナ(想定顧客)の目や耳に入る情報として、どういう情報が、どういう経路で入れば、一度は使ってみよう、利用してみようと思うのかの利用動機設定が大事。

例えば、焼肉きんぐや丸源ラーメンを展開する物語コーポレーションでは、外観設計や看板が「一度は入ってみよう」の動機付けになっている。

だから開店までの間、道路を走っている車のドライバー目線で捉えた情報が、入店動機を創っているので、新規オープン即満席となる。

二目惚れとは、再利用動機を創ること。

お客様視点で、こういう体験があれば再利用するという条件を書き出し、それを新規オープンまでの間に、形にしておく。

例えば、どの商品も3分以内に提供や三世代同時利用でも満足させる130種類のサイドメニュー、あるいは他店と同等品質でもそれ以上に美味しく感じるための下処理や保管方法、お母さんがあそこに行けば幾ら払えばいいかが1円単位で見えている安心感などだ。

だから圧倒的なリピーター率を誇る。

Q.貴社では、お客様を二目惚れさせる条件が明確ですか?

富山から東京への新幹線車中より愛を込めて。臥龍

 

「尊敬されるリーダーが必ずやっていること」

「尊敬されるリーダーは、厳愛と慈愛の一貫性を発揮している」(臥龍)

★「厳愛」とは・・・
  違和感を見過ごしにしないこと。

  3年、5年、10年先に感謝されればいい。
今、嫌われることを恐れない。

  リーダーになるということは、
「嫌われ役」を演じても「嫌われ者」にならない人間力を
身に付けるチャンスを手にすることと知っている。

★「慈愛」とは・・・
  その人の可能性を信じ、「出来る」まで付き合うこと。

「厳愛」が先である。

「慈愛」ばかりが先に立つと、嫌われることを恐れるリーダーと仲良しクラブのメンバーが出来上がる。

東京より愛を込めて。臥龍

 

「あるのは成功と挑戦中だけじゃけに」

臥龍は、23歳の折に、司馬遼太郎先生の「竜馬がゆく」で、坂本龍馬に出会った。

それからは、龍馬先生のコーチングに素直に従った。

「おまん、世の中に失敗は存在せんがよ。あるのは成功と挑戦中だけじゃけに」(臥龍の創作なので、土佐弁の間違いがあればご容赦ください:汗)

25歳で、石油メーカーからコンサル会社に転職しようと、今は上場している大手コンサル会社に履歴書を送った。

即、返ってきた封書には、「不採用」と書いていた。

ここで、“募集はしていなかったからなあ”、“学歴がないからなあ”、“資格がないからなあ”と言い訳を言うのは簡単だが、龍馬コーチは、“おもろうなったなあ、ここからぞな”と言う。

総務宛に、「私は御社に入社すると決めているので、どこが足りないかを具体的に書いてくれないと、自己啓発ができない」と書き送った。

すると総務の小菅部長から、「あなたが在籍している会社は、大企業病どっぷりの会社です。その環境に7年も在籍したあなたが、我が社のようなプロ風土には適合できないと思うので、お断りしました」と理由をいただいた。

小菅部長へ、「私は御社の社長の本はほとんど読みました。その中に、『コンサルタントは、一人で出かけていって、経営者と1対1の人間性の勝負になる』と書かれていました。しかし、人間性ではなく会社名を見る総務。私は、御社の社長と総務のどちらを信じたらいいのでしょうか?」と書き送った。

すると「面接にきてください」とのことで、筆記テスト、性格判定テスト、副社長面接を経て合格、広島の中四国支社に赴任。

そこで今の奥さまと出会って職場結婚。

あのときに諦めていたら・・・。

奥さまとのキューピットは、龍馬コーチ先生だった。

その後も、「あるのは成功と挑戦中だけじゃけに」でやってきた。

すると、コンサルフィー1億で日本のトップ1%になる、本を10冊以上書く、台湾との絆交流、小中学生への志授業、感動物語コンテスト、社長業をやって経営再建など、やると決めて成功しなかったものは、皆無だ。

あなたの前にも失敗は存在しない、それは幻だ。

あるのは成功と挑戦中のみ!

東京より愛を込めて。臥龍

 

「やばい。言っちゃったよ!」

明日から台湾の臥龍ファミリーが35名、日本に研修に来る。

隔年交代のホスト制で今年で27回目、よく続いたようだが、きっかけはちょっとしたスイッチ。

33年前に東京の同業者を訪ねたときに、「最近、台湾から王(ワン)さんという青年が熱心に勉強に来ててね」と聞いた。

その場で、「自分、何月何日に台湾に行く手配するから、その王さんに空港で会おうと連絡しておいていただけますか?」とお願いした。

台湾に飛んで空港で会ったら、25歳と若い。

「王さんの志は何?」と聞くと、「日台の架け橋になりたい」と言うので、「臥龍と一緒だ。一緒に架け橋を創ろう」と提案し、台湾の青年経済団体の長にアポイントを取ってもらった。

その中に徐(シュウ)さんがいた。

「徐さんの尊敬する人は?」と聞くと、「松下幸之助」と言うので、「では、三人で日台の経営者が一緒に松下幸之助を学ぶ会を創ろう」と提案した。

ではやろうということになったが、せっかくなら生涯の付き合いにしようということで、三人で「義兄弟の契り」を交わした。
その経緯⇒ https://apra.jp/what-apra/

ちなみに義兄弟とは、一人では背負いきれない「大義」を分かち合ったソウルメイトのことだ。

起点は、臥龍が台湾に行くというスイッチを押したこと。

押したら行かざるを得ない。

頭でいくら考えていてもスイッチは入らない。

「やばい。言っちゃったよ!」で、大体のスイッチは入るものだ。

「やばい。言っちゃったよ!」という若手が多数輩出されるには、社長やリーダーがその見本を見せることだ。

東京より愛を込めて。臥龍

 

「小さな約束をすぐやる習慣を持とう!」

約束を守ってくれない人は信用できない。

実は、約束を守っていない自分も自分の潜在意識が信用できない。

「自分を信じると書いて自信」

約束を守らないと自信が低下していく。

するとますます約束が守れなくなる。

悪循環だ。

大きな約束は守らないとダメージが大きいので、否応なく守る。

問題は、「小さな約束」。

「小さな約束」を守らなくても、当然、自信は低下していく。

「自己肯定感においては、約束の大小はない。小さな約束をすぐやる習慣を持とう!」(臥龍)

東京より愛を込めて。臥龍

 

「あなたには『愛嬌』と『運』がありますか?」

松下幸之助翁が、松下政経塾を開塾し、塾生の最終面接を行った際の最後の質問を第一期塾生から聞いた。

「ところで君は、運はええんか?」

あなたであれば、どう答えますか?

「はい。運はいいです!」と即答しなかったら、落とされたそうだ。

これはどういうことか?

実は、人生において、運が良かったこと、悪かったことの割合に、それほど大きな違いはない。

どちらを見るかの思考回路に違いがある。

陽転思考か、暗転思考かの違いだ。

陽転思考のリーダーでないと、明るい未来には導けない。

実はもう一つ、観察していたことがあることも分かった。

“こいつは愛嬌があるか?”

最終選考に残った者だから、優秀な若者に決まっている。

そこで最後の決め手を、「愛嬌」と「運」があるかどうかに置いた。

Q.あなたには「愛嬌」と「運」がありますか?

坂本龍馬には「愛嬌」と「運」があったが、龍馬を敬愛する孫正義も、「愛嬌」と「運」ある事業家の代表選手だ。

多摩より愛を込めて。臥龍

 

「ほうか、経済とは一言で言って何や?」

問題発生を歓迎する人はいないが、対処しないと大体の場合、炎上する。

この対処には二つある。

1. 緊急対応

2. 真因対応

金欠で借り入れをする。

しかしそもそも何故、金欠なのか?

収入が少ないのか?

支出が多いのか?

その真の要因は何なのか?

ある部門が、2期連続赤字。

その部門長が、その真の要因を提出するまでは、何度でも再提出を求める。

「真因が掴めるから真因対策が生まれる。真因把握は、一言集約能力から生まれる」(臥龍)

部下が、優良企業視察から帰ったら、「優良要因を一言で言ったら何になるか?」と問う。

ある大卒新入社員が、トップに挨拶した。

「君は、大学では何を専攻していたか?」

「経済です」

「ほうか、経済とは一言で言って何や?」

「・・・・・」

「わても最初は分からんかった。きばりや」と、松下幸之助翁は微笑んだ。

Q.「事業」「経営」「管理」「仕事」「作業」をそれぞれ一言で言えば、何ですか?

本質が分かっているから、それぞれについて、的を突いた仕事が出来る。

多摩より愛を込めて。臥龍

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