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税務・会計

第3回 
B/S(貸借対照表)が膨らむと、P/L(損益計算書)はますます悪化する。

損益分岐点を下げる、P/L不況時代の新戦略

P/L不況にもかかわらず、B/Sを膨らませてしまう企業が多く見られます。
無駄な在庫や、多すぎる土地・建物・設備…
「固定資産税」と「支払利息」の意味を再度見直して
スリムで動きやすい企業体質を整え、損益分岐点を下げる努力を心がけましょう。
 


※ 6分14秒(MP3)
 

今回のキーワード:「固定資産税」と「支払利息」 

 土地や建物を取得すると、取得時に、不動産取得税が発生します。加えて、年に一度、「固定資産税」が発生することになります。固定資産税は、各地域における固定資産税評価額をもとに、税率を掛けて算出されます。不動産取得税や「固定資産税」は、租税公課として、固定費(販売費および一般管理費)に含まれてゆきます。つまり、土地・建物が増えると、固定資産が増えるだけでなく、固定費も上がり、損益分岐点となる売上高を悪化させてしまう要因となるのです。
 
 「支払利息」は、銀行に支払う金利です。金利が下がっている昨今とはいうものの、何のリターンもないコストであることに、違いはありません。この「支払利息」は、損益計算書における、営業外費用に含まれてゆきます。なので、営業利益には影響しませんが、経常利益を小さくしてしまい、損益計算書を悪化させる要因となります
 
 
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第2回 バブル期はB/S不況、今はP/L不況です。前のページ

第4回 人件費は、B/S(貸借対照表)の隠れ資産です。次のページ

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