menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

経済・株式・資産

第47回「新成長戦略3 先端産業分野(航空宇宙・ロボット・バイオ)」

会社と社長のための資産管理講座

経済成長と財政再建の両立が喫緊の課題となった日本。その解決策が「新成長戦略」による経済成長と税収アップの両立である。引続き「新成長戦略」を紹介し、成長産業の発掘と資産運用の参考にして頂きたい。

  1.先端産業分野(航空宇宙・ロボット・バイオ)の重要性

2010年は奇跡の「はやぶさ帰還」やノーベル賞の受賞ラッシュなど、日本の科学技術力の面目躍如の年だった。その後原発事故で技術力の評価は大いに傷ついたが、一方でスーパーコンピューター「京」による演算速度世界一達成に見るように、先端産業分野の競争力が再確認できた。政府事業仕分けによる無駄の排除も大事だが、一番でなければ国際競争に勝てず国威発揚にもならないのが、科学技術の先端分野である。

  2.航空宇宙産業

人類を月に送り込んだ1969年頃、この分野には絶望的な日米格差があったが、現在その差は軍事を除けば急速に縮まっている。国際宇宙ステーションへの物資輸送は国産のHTVが就航し、衛星打上げビジネスに参戦できた。国産炭素繊維が航空機の燃費向上に貢献し、ボーイングとエアバスの独壇場である大型機に幅広く採用されている。中小型機はカナダ・ブラジルなど競合が多い中で、ホンダや三菱重工の活躍に期待できる分野だ。

  3.ロボット産業

工作機械や産業ロボットも日本の競争力の高い分野である。近年、韓国や中国メーカーも低価格機中心に攻勢に出るが、日本は工作機械の心臓部であるNC装置などの基幹部品を抑えて比較優位が続いている。しかし、原発事故では当初米国製ロボットが危険作業に活躍し、ロボット大国日本も肝心な時に遅れた分野があると分かった。ロボットは危険作業だけでなく、高齢化社会の介護分野や警備保障分野で活用が期待できる。

  4.バイオ産業

京大を中心にiPS細胞(新型万能細胞)研究が世界の最先端を走っている。再生医療関連の市場規模は急拡大が予想されているだけに、我が国がiPS細胞の作成方法など基本特許を取得した意味は大きい。今後開発拠点整備を進めて産学連携が強化されれば、先端医療技術の開発と実用化で世界をリードできる。また、スパコン「京」を細胞やタンパク質の構造分析に役立てれば、薬品候補の化学物質の発見が早まり開発期間が短縮できる。

                                               以上

第46回「新成長戦略2 環境対策・EVやスマートコミュニティ」前のページ

第48回「資産運用に重要な情報分析の視点」次のページ

関連記事

  1. 第87回「利益確定を早まる投資家の心理とは」

  2. 第64回「春が来て、観光立国への期待」

  3. 第71回「NISA(少額投資非課税制度)は始めないと損!」

最新の経営コラム

  1. 第19話 男女の賃金格差の開示義務化と女性の活躍推進の必要性

  2. 第60回 使い方を決めるのは消費者

  3. 第37回「日本が唯一『女形』」

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 採用・法律

    第8回 『信託による事業承継の仕組みとは?!』
  2. 社員教育・営業

    第80講 クレーム対応成功の法則はまず『親身的対応7つの手順』で運ぶこと(8)
  3. 税務・会計

    第59号 BS「格言」 其の八、其の九
  4. ブランド

    <事例―5 ニッサンGT-R(B2C)>フェラーリやポルシェを超えるクルマをつく...
  5. 製造業

    第292号 理想的な在庫の量は、ゼロである~その2
keyboard_arrow_up