学習した知識の実務への活かし方
知識を勉強して終わりにしてしまっては、社員のスキルとして身につきません。
経理社員が、学習した内容を実務に活かすためには、工夫が必要です。
勉強会で学んだ知識は、OJTを通して実践的に活用できるようにします。
例えば、財務分析を勉強したら、月次決算を報告するときに自分で分析数値を使ってみるようにします。
社長が知りたい財務指標があれば、経理社員に分析して説明するようにリクエストするのもいいでしょう。
そうすれば、経理社員も会社にもっと貢献できるように勉強にやりがいを感じられるようになります。
経理社員が勉強会で学んだことを、定期的に社内で発表する機会をつくるのも有効です。
具体的には、管理職研修などで、経理社員が講師となって、会計の基礎や決算書の見方等について教えるようにします。
学んだことを他人に教えることにより、自分の理解度を再確認するとともに、質問事項を調べることにより一段と理解が深まっていきます。
経理が勉強した知識を社内で共有することにより、会社組織全体のレベルアップに貢献することができるようになるのです。
学習を継続させるには、適切な目標設定も大切です。
経理社員のスキルレベルに応じた目標を設定し、定期的に進捗状況を確認することで、モチベーションを維持することができます。
また、社長や上司、同僚からのフィードバックを積極的に受け入れることで、更なる成長に繋げることができます。
経理社員が勉強した知識を発表する場はありますか?