Googleは2月8日に対話型生成AI「Bard」を「Gemini」へ名称変更し、最高性能モデル「Gemini Advanced」を月額2,900円(19.99ドル)で提供を開始した。
「Gemini Advanced」は競合であるOpenAIの「ChatGPT」同様の性能を持つ対話型の生成AIで、その性能を「Gemini Advanced」に聞いてみると、
Gemini Advancedの革新的な機能
従来の言語モデルよりも、
高度な言語理解と応答能力
複数の文脈を理解した一貫性のある会話
知識ベースに基づいた正確な情報提供を実現しています。
翻訳、要約、文章校正、データ入力、顧客対応など、業務効率化
テキスト、コード、音楽などのコンテンツ作成
顧客ニーズに合わせた商品・サービス開発
市場調査や競合分析など、幅広い業務で活用できます。
という回答が返ってきた。
スマートフォンでの利用も想定されており、 Androidスマホでは「Geminiアプリ」、iPhone/iPadでは「Googleアプリ」から利用可能で、音声入力や写真認識機能も搭載している。
■拡張機能
Google検索、マップ、YouTube、ドキュメントなどとの連携により、情報収集、資料作成、翻訳、顧客対応など、これまで複数のアプリで行っていた作業をGeminiだけで完結でき、個人でもお店を検索し地図を出してもらったり、そこを紹介している動画を見たりもできて便利だ。
「Gemini Advanced」はマイクロソフトが1月に開始した「Microsoft 365」と連携した「Copilot(コパイロット) Pro」(月額3,200円、20ドル)に対抗するもので、マイクロソフトとの競争はAI技術の進歩と低価格化を促進し、より使いやすく手頃な価格で利用できる環境を生み出す。
2024年は個人や企業が日常業務に当たり前のように生成AIを活用したサービスを使う年になると思われる。
======== DATA =========
●Gemini
https://gemini.google.com
●BardからGeminiへ
https://japan.googleblog.com/2024/02/bard-gemini-ultra-10-gemini.html
●Copilot for Microsoft 365
https://adoption.microsoft.com/ja-jp/copilot/