menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

サービス

35軒目 「世界に寿司を広める寿司屋」

大久保一彦の“流行る”お店の仕組みづくり

“世界に寿司を広める寿司屋”
 
「さかえ寿司」(千葉県・稲毛海岸)
 
 
shikumi35_01.jpg

 千葉の稲毛海岸に繁盛寿司店がある。さかえ寿司だ。さかえ寿司のオーナー風戸正義さんにはふたつの顔がある。ひとつがこの寿司店のオー ナー。
 
 もうひとつが世界に寿司を広める伝道師。風戸さんは、世界各地で寿司のワークショップを開いている。
 
shikumi35_02.jpg
 
shikumi35_03.jpg

 ロンドンでは世界で唯一の寿司コンクールが行われる。その大会で優勝したジェフさんも風戸さんの教え子、つまり弟子である。そのジェフさんは 今、マンダリンオリエンタルにいる。
 
 風戸さんの寿司は技術に裏打ちされた独創性にある。その独創性は、海外で異文化にふれ、寿司というものを違う視点で見てきたから生まれたのだ ろう。
 
 中でも風戸さんの炙りはうまい。ガスバーナーではなく、サラマンダーで丁寧に焼き上げる。こんがりと香ばしい炙りは絶品だ。
 
shikumi35_04.jpg
 
shikumi35_05.jpg

 金目鯛、秋刀魚、鯖、中トロなどを炙り、素材の持つ旨みを引き出したり、炙ることで生臭みを消したりして、生のネタとは違う風合いを提供す る。
 
 このような独創性あるメニューに、多くのチェーン店のメニュー開発担当者がこの店を訪れヒントを得て帰っていく。それはいつしか炙りブームと なった。
 
 住宅地ゆえ、銀座の寿司屋のように高単価をとれない環境化ではあるが、鬼才を放っている風戸さん。この店の繁盛の秘密はお客様の目線で店作り をしていることが大きい。
 
 コースメニューは外さない良さがある。お客様がどうしたら喜ぶかを追求した結果なのだが、宴会メニューは寿司屋の敷居を意思させな い。
 
 お客様目線はメニューだけに留まらない。入り口回りや看板などもどうしたら魅力を感じるかを常に考えている。たちの寿司屋はまだまだ可能性が ある。それを確かめたいなら、ぜひ、千葉に行ったなら足を伸ばしてさかえ寿司に寄るとよい。

 

34軒目 「”流行る店”ではなく”飽きない店”を」前のページ

36軒目 「地裏で看板がないのに100席を満席にする店」次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連記事

  1. 158軒目 「厨 しんさく(くりやしんさく)@金沢市~細部に美ある『脱まいったか系』の審美眼を問う料理」

  2. 127軒目 「《”博多・四天王”の小野孝さんが料理する》小野の離れ@福岡市・舞鶴」

  3. 184軒目 「長野土鍋ラーメンたけさん小布施店 @小布施 ~世界に躍進する『ビーガン味噌ラーメン』」

最新の経営コラム

  1. 第59講 カスタマーハランスメント対策の実務策㊻
    『担当者の個人情報を守る』第2部

  2. 第154回「料理サイトを巧みに活用し、マネタイジングに成功した企業」エブリー

  3. 212軒目 「たまや」@金沢駅 ~私の想い出のつまった焼鳥店

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 経済・株式・資産

    第19回  生命保険を活用した会社の資産づくり
  2. 人間学・古典

    第十六話 「人を責むるの心を以て己を責む」
  3. 新技術・商品

    第102話 「攻めと守り」、両面の旗を!
  4. 戦略・戦術

    第六話 顧客取材で突破口を掴んだ小さな町工場の取り組み
  5. 経済・株式・資産

    第153話 債権譲渡に債務者の承諾は必要ない
keyboard_arrow_up