仕事柄、多くの会社を訪問し、社長室に通され社長の机を拝見する機会に恵まれる。
業種や来客の多さ、社長自身の性格によって随分特徴が出ているが、元気な会社には、「社長の机は社内に2つ」がいいように思っている。
一つは、主力部隊が働いている同じフロアーに皆と同じ机が一本。今日の仕事をするスペースであり、電話の鳴り方、コミュニケーション、社員の動き、来客・・・を肌で感じることこそ現状を見誤らない大部屋の良さであろう。
但し、アラ探しの「監視役」にならない事がポイント。
もう一つは、当然「社長室の社長の机」。
明日の仕事をするスペースである。まず、大きな作戦地図、重要プロジェクトの進行表、優績者のネームプレート、会社の将来ビジョンの具現化模型か絵など。一目で見て判ることが、一番大切なポイントであろう。映画でみる戦争の参謀本部の様なイメージか。
社長には、「今日」と「明日」の2つの仕事があり、私の独断的結論として、2つの机を使い分けることが、元気な会社づくりには必要だ。
ところで、「3つ目」は・・・またの機会に!