今月は関内にある『とんかつ 檍 横浜馬車道店』を紹介しましょう。
2月19日現在、「食べログ」3.71、私がフォローしているレビュアさんが50人も既に訪問していますね。横浜・関内はとんかつ激戦の地となっています。老舗の『勝烈庵』『丸和』などいろいろあります。
お店のある場所に到着したのが14時すぎくらいです。
看板を見ると塩で食べると書いてあります。肉屋の浪漫ですね。あるいは、生ソースが有名な『勝烈庵』との差別化でしょうか。とんかつ屋の多くはソース(タレ)で食べる店で、おかわり自由のご飯を食べてお腹いっぱい路線が多いですが違うようです。
お店の入り口はセットバックしており、14時すぎくらいですがビルの入口にかけて人が並んでいます。入口付近にいるとサービス担当のスタッフが食券は買われましたか、と尋ねてきました。買ってない人は順番に購入くださいとのことです。券売機で先に注文する店が増えましたね。
今日は、そのスタッフおすすめの「特ロースかつ定食」税込2,000円、「特ひれかつ定食」税込2,500円をまずゲット。女中さんが食券をすかさずチェックにきます。
あと牡蠣フライ3個(確か税込1,500円)を口頭で注文します。するとスタッフから、定食はお一人様ひとつでお願いしますと。券売機を眺めながら「【昼限定】檍 の賄い定食」税込1,500円は何ですかと尋ねます。メンチかつということなのでこちらを購入しました。
それで、入口で並んで待ちます。待っている間、こちらの店の食べログをみました。とんかつ店も修業先が大切なようで、レビューを見ると系譜が書いてありますね。
しばらくすると、1名様、2名様、そしてわれわれ3名様と同時に案内されます。今日は4人テーブルでと。
しばらくすると、「特ロースかつ定食」税込2,000円が到着しました。意外と早いです。
おお、見た目が大きくて、見た目のインパクトがありますね。林SPF豚を試用しているわけですし、私が大昔お世話になった会社の豚かつ輸入豚で現地加工でも120gから130gで税別1,400円くらいするので、税込2,000円は安いかも。
そして厚みがあります。
意外とお料理が早くきたのは券売機で注文を先にもらうことがあるんですね。それで、ちょうど良いロットで揚げて、まとめて案内するのでしょう。
肉は「絶妙な火入れ」ってやつで加点要素を盛り込んでいます。それで、歯ごたえはありますがやわらかい。林SPFはそんなにくせのないお肉なので、塩で食べるのは良いですね。
「特ひれかつ定食」税込2,500円も大きくて見た目の迫力があります。
それできれいに成形してあります。
チルドのヒレなので当たり前ですが、やわらかいですね。ロースにくらべると肉の香りがあります。これも塩でいただくと良いですね。近くの名店は生ソースをウリにしているからうまく差別化されているのでしょう。
ちなみに、私がとんかつ店で店長しているとき、アルバイトさんから「店長、ソースのポットがありません。さきほどのお客さんが持って帰ったのではないですか」ということが数回ありました。
そして、私が処女作で書いた発見をしました。
「お客様は肉を食べていない、ソース(タレ)を食べているのだ!」
これが、後のマーケティングに役立てたのです。
「【昼限定】檍 の賄い定食」税込1,500円が来ました。
こちもでかいです。
メンチカツはとてもやわらかい生地の中にプチプチと肉の塊が入っていまして、二段構造ですね。肉肉しくて、味つけもおいしいです。
いわきの駅前に『鳥留』という店があってこちらのメンチカツが包丁でたたいたメンチカツを販売していておおと思いましたが、それと似た感じです。
牡蠣フライは牡蠣を2個(原価的に3個はないと思いますが)あわせて揚げたような感じです。見た目の迫力があり、赤崎の牡蠣だしこれもまたお値打ちですね。タルタルソースもうまいですね。
お米は佐渡産のお米のようです。
豚汁にも肉の小さな塊がまま入っています。
定食のボリュームと商品を考えるとてもコストパフォーマンスがよかったですね。これだとチェーン店のとんかつ店は勝てないですね。接客などの減点要素もなく、とても良いお店でした。
最後に、店長が丁寧にお見送りいただきました。さわやかな雰囲気の店長ですね。
ご馳走様でした。
とんかつ 檍 横浜馬車道店
〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町5丁目 80番地 「相生ビル/1階」
電話 045-228-8382