超名門K社が、債務超過となり、民事再生機構の手に委ねられた。
M&Aによる自主再建か民事再生が有利かは、部外者の評論であるし、経緯も周辺情報をつなぎ合わせるしか本当のところは、判らない。
しかし、「市場力学」より、新旧事業部の「社内力学」が勝ったと理解すれば、我々の反面教師になる。
社長の意思、経営の意思は絶対重要だが、市場力学に合っていればこそである。
「お客様の事実」「市場の実質」を行動・データ・心理を含め正視し、意思決定するかにかかってる。
本社内での「~するべきだ」「そんな、はずはない」という言葉は最も注意をようする。
社長と役員が自らの「目と足と耳と皮膚感覚」で、事実を一つ一つ目を凝らして見つめるしかない。
社内力学が、下手に勝つと致命傷になる。