「社員の採用がうまく進みません!」
「募集を打ってもなんの反応もありません!」
など、多くの中小企業が今、人材確保に頭を抱えています。
しかし、その対策を拝見すると、
「まだできることがあるじゃないですか!」というケースが多いのです。
例えばホームページの『採用情報』ページです。最悪なのは、人事採用担当の連絡先と名前があり、
「ご連絡をお待ちしています。」とだけ、あるようなページです。他にも、
「新卒社員の採用はこちらをご覧ください」
とあり、クリックすると、リクナビやマイナビなど、外部のサイトへ飛ぶパターンも多いです。
しかし、リクナビやマイナビのサイトも、基本的な情報の文字ばかりで、味気ないのです。最初からその会社に決めている人でない限り、文字だけの情報を見た人は、「なんだこんなのか」となります。
なかには、採用ページをしっかりと作成している中小企業もあります。
京都にある、株式会社工進もそのひとつです。
トップページの上にある、「採用情報」をクリックすると、
採用専用のページに移動します。そのページが、とても充実しているのです。
https://www.koshin-ltd.jp/recruit/
これだけで、通常のホームページ以上の情報量なのです。
「社長メッセージ」「キャリアプラン」
「社員紹介」「数字で見る工進」など、
それぞれ、動画、グラフ、写真などをふんだんに取り入れています。
たとえ採用上手な人事担当がいても、相手にできる人数は所詮しれたものです。
しかし、出来のいい採用情報ページは、はるかに大きな訴求力で、多数の閲覧者を引きつけます。採用活動の少人化・標準化が、できるのです。
就職活動をする人はほぼ皆さん、その会社のホームページを見る時代です。
要は、応募以前に、どんな会社か知りたいのです。どんな人がいて、どんな雰囲気で、どんなキャリアアップができて、社員の人たちがどんな仕事をしているのか、そんなことを知りたいはずです。
ならば、応募者が知りたいと思うことを、採用ページに掲載すればよいのです。
そもそも、自社の採用ページが今どうなっているか、ご存知でしょうか?
「人が来ない」と嘆く前に、採用ページの見直しを、してほしいのです。
ところが、「ホームページの採用ページを見直しなさい!」
と言うと、よくあるのが、
「うちにはそんなことをできる人材がいません…。」という返事です。
採用ページの充実を、自社の人材で対応する必要はありません。
製作会社に外注すればよいのです。自社で対応すると、その人がかかりきりになるのと、往々にして、その人しか対応できなくなってしまいます。
で、その人が退職することになったりすると、途端に困るのです。
専門人材が豊富にいるなら別ですが、システム系の会社でない限り、そんなことはないはずです。自社のホームページ制作会社に申し入れ、依頼すればよいのです。
いまどき、断る会社はないはずです。作ったことがない!というのなら、ここで紹介した、京都の株式会社工進の採用ページを見せて、
「こんなのを作りたい。」と言えばよいのです。
イメージさえわかれば、制作会社は動きだせます。
次に経営者が言い出すのは、
「そんなことをしたら、お金がかかります。」というものです。
実際、かかるでしょう。
しかし、リクナビやマイナビでも、数百万円はかかります。
そこにオプションなどを追加すると、5~6百万円は軽くかかります。
しかも、リクナビやマイナビは、大企業も参加しています。大企業と同じ土俵で勝負をしても、勝てません。結局、二番手、三番手、抑えの会社の候補に入るかどうかです。
それなら、リクナビやマイナビなどの大手採用支援会社に頼りすぎず、自社ホームページの採用情報を充実させるほうが、中小企業にとっては、独自の良さを伝えれるはずです。
自社ホームページの採用情報ページを、ぜひとも見直してください。