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朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年8月21日号)

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳

「正論を振りかざすだけでは大望は果たせんぜよ」

小池修さんの『相手(チームメンバー) が行動を起こしたくなる「影響力」を持つためのリーダー心得』は、保存版にすべき原理原則だ。

『1. 相手(チームメンバー)が主人公で、自分(リーダー)はガイド。影響力を持てないリーダーは、相手の状況に関心がなく、自分の思いばかりを語る』(小池修)

坂本龍馬は、薩摩の状況を背負った西郷隆盛の関心事、長州の状況を背負った桂小五郎の関心事に配慮しながら、「薩長同盟」への道程を進めた。

『2. 相手が関心を持っている課題に関心を持つ。相手の関心と自分の提案を紐付ける』(小池修)

長州が喉から手が出るほど欲しい近代装備の鉄砲を薩摩名義で購入し、亀山社中で運ぶ。この事実形成で、坂本龍馬は、長州が持つ薩摩嫌悪の感情を薄めた。

『3. 課題を解決するプランを持ちながらも、「質問」して相手に相手なりの答えを見つけてもらう。相手の腹に落ちていない段階でやってもらいたいことを伝えても伝わらない』(小池修)

「このまま幕府に日本丸のかじ取りを任せていくと日本の将来はどうなる?」という問いかけの中で、坂本龍馬と中岡慎太郎は、「薩長同盟」という道筋を薩長に見つけさせていった。

『4. この提案や課題を解決する「目的(理由)」「理念」を明確にする。行動する目的が明確でないのに、新たな行動を起こさせても迷子になるだけ。チームの中では、あくまでも、相手(チームメンバー)が主人公。魅力ある目的地にたどり着く為に、メンバーの持っている関心に紐付けて、前進したくなる行動を一緒に探そう!』(小池修)

目的は、「植民地化の回避と開国自立」。この大義を果たすための同志を求めた。企業が背負う大義(社志・使命感)を果たすための同志創り。「正論を振りかざすだけでは大望は果たせんぜよ」と、龍馬さんは教えてくれた。

広島より愛を込めて。臥龍

 

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「すぐやらなかったことは、永遠にやらなかったことになる」

「感動の賞味期限は24時間」(臥龍)

「これはいいな!」と出会ったら、24時間以内に「雪だるまのひと転がし」を行っておくことだ。

「すぐやらなかったこと」は、99%が「永遠にやらなかったこと」になる。

道後温泉で皇室の方々が泊まる宿「ふなや」、臥龍が25歳のときにビジネス手帳を販売した。

三年前にふと思い出し、予約を入れ、チョックイン時に「鮒田専務はいらっしゃいますか?」と聞いた。

すると今は会長で、チョックアウト時にお会いできた。

「あなたから買ったご挨拶用の手帳、40年連続で制作し、年末にお配りしていますよ」とお見せいただいた。

臥龍主催でのベンチマーキング(優秀企業視察)を行った時は、その企業の会議室をお借りするか、近くの公共施設を予め予約しておいて、「良かったことの列記」、「良かったことを生み出す源泉の発見」、「自社でやることと担当者決め」を各社で行っていただく。

これをやらないと、「良かったこと」が、「永遠にやらなかったこと」になる。

松山より愛を込めて。臥龍

PS.道後温泉「ふなや」にチェックイン。浴衣の上に着る半丁(はんてん)が、夏用の超薄手。年中同じ半丁が多い中、ちょっとしたことだが、顧客志向でいい。

 


「人生や仕事における黄色信号や青信号を持っておこう!」

臥龍の講座では、自分の今日に至るまでの人生史を二枚のシートにまとめ、持参いただくようにしている。

その中に、成功パターン、失敗パターンの抽出という項目がある。

■人生における成功や失敗にはその人特有の一定のパターンがあると言われています。今までの人生における成功のシーンや失敗のシーンを想い起こし、その共通点をあぶり出して下さい。

【1】 成功における共通点(共通要因)→青信号、このパターンなら大丈夫!今回も活かそう!

臥龍の場合:社会的欲求に叶い、かつ自分が「本音の本気」で取り組んだ時にのみ成功をしている。

解説:今までの技術者人生における成功のコツは「本気になれる目標」の設定と「継続力」にあると分析される。今後の「事業家人生」における成功のコツとしては、出版・講演による「ブランド創り」と時間を味方にして増殖していく「仕組み創り」の両輪にあると想定をしている。

【2】 失敗における共通点(共通要因)→黄色信号、この「予兆」が出たら要注意!止まろう!

臥龍の場合:自分の「本分」に合わないことや目先の利益(我欲)を追うことにより「必然的」に失敗をしている。

解説:自分の「本分」である「将の将」以外の「余分」に手を出した時に必ず失敗をしている。又失敗の共通点としては人の話を鵜呑みにした場合と目先の利欲(我欲)を追った場合が挙げられる。そこから「権威や利分に阿(おもね)ず、王道を貫く」という信条が生まれた。

自分の人生や仕事における「黄色信号」や「青信号」を持っておくことは、限りある人生の強い味方になる。

貴社でも、リーダー研修の中で、各自の成功パターン、失敗パターンの抽出を行っておくことは、有益だと思う。

松山より愛を込めて。臥龍

 


「宝くじ買うなら本を買おう!」

宝くじの一番効果的な使い方は、顧客へのプレゼント。

結果発表までの楽しみ感をギフト。

番号を控えておいて、少額でも当たった顧客には個別に伝える。

逆にいえば、自分のために買うには、あまりにも確率は低い。

1等4億円が当たる確率は1000万分の1、これは落雷で死亡する確率と同じ。

また宝くじの還元率は、ギャンブルよりも低い。

パチンコが80%、競馬・競艇が75%、対して宝くじは45%、還元率というのは、自分が支払ったお金に対して「どのくらいのお金が返ってくるのか?」という指標。

臥龍の経験でいえば、最も還元率の高い投資は、「自己啓発」だ。

「自己啓発」をしっかり行えば、生涯賃金4億円超えは、相当に固い。

その中から、「長期・分散・積み立て」に回すことで、定年年齢で数億の資産形成も、これまた確率は高い。

なお「自己啓発」の中でもコスパが圧倒的に高いのは、「本物・骨太・ロングセラー・古典」からの読書だ。

Q.この夏休み、何冊読書が出来ましたか?

東京より愛を込めて。臥龍

 

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「社長の仕事の一つが100点モデルのストック」

夏休みは親子が一緒に過ごす時間も多いと思う。

一緒に遊ぶのも大事だが、一緒に学ぶことも大事。

学ぶ対象は「100点モデル」、100点モデルから学ぶと半分でも50点、10点モデルから学ぶと満点でも10点。

学ぶ時間の前に、何から学ぶかという選択が大事。

子ども達に自然に流れ込む情報には、「小物、偽物、流行り物」が多い。

「骨太、本物、普遍の物」は、親が与えてあげないと出会わない。

臥龍は、何千人もの小中学生に授業をしてきた。

アンケートで一番良かった点はと聞くと、常に「地元の偉人」だった。

子ども達には「本物」が分かる力があるが、出会う機会が少ない。

これは会社でも一緒。

TTP(徹底的にパクる)のはいいことだが、問題は、対象が「100点モデルか?」という点。

社長の仕事の一つが、偉人、古典、本物企業などの「100点モデルのストック」だ。

ストック出来ていない社長でないと、従業員に対して臨機応変に提供できない。

「100点モデル」をTTPした会社と「10点モデル」をTTPした会社、格差は開いて当然だ。

東京より愛を込めて。臥龍

PS.「二十の会」では、「100点モデル」に基づいて学ぶことを大事にしていく。

 


「意思決定に迷うことはミニマムにしよう!」

ぐずぐず決断や判断に迷う時間は、単に時間がムダだけでなく、ストレスでもある。

企業の場合だと「理念」と「ビジョン」に照らして意思決定すればいいのだが、新入社員は慣れていない。

新入社員のバディとは、「理念」と「ビジョン」に照らして意思決定することの見本を見せ、「理念」と「ビジョン」に照らしてOJTを行うことで、新入社員を「理念共同体」の仲間にしていく人だ。

ちなみに「人本主義経営」での意思決定基準は、「人として正しいか、人として美しいか、子どもに誇れるものか」だ。

自分の人生経営の「理念」と「ビジョン」が明確であれば、意思決定に迷うことはミニマムになる。

家庭経営の理念となる「家訓」が明確であれば、家族が意思決定に迷うことはミニマムになる。

東京より愛を込めて。臥龍

 


「暇があればスマホではなく本を開いていますか?」

昨夜、新神戸から西神中央まで地下鉄で移動。

乗車した車両、見渡すと乗客のスマホ率100%。

読書しているのは臥龍一人。

「読書習慣が学力を決める」という記事がある。

仙台市の公立小中学校に通う7万人の学力データを10年間追跡調査。

読書しない子が平均点を超えるには
・・・毎日2時間勉強、睡眠を6~8時間

読書習慣がある子が平均点を超えるには
・・・1時間の勉強

1時間以上の読書習慣がある子が平均点を超えるには
・・・宿題だけでOK
        (東北大学 川島隆太先生の調査結果)

「子どもにスマホを与えない代表的な人」という記事がある。

ニューヨーク・タイムズ紙の記者がスティーブ・ジョブズに「自宅の壁は、スクリーンやiPadで埋め尽くされてるんでしょう?」と聞いた。

「iPadはそばに置くことすらしない。iPadはおろか、すべてのデジタル機器について、わが子のスクリーンタイム(視聴時間)を厳しく制限している」とスティーブ・ジョブズは答えた。

ビル・ゲイツも、子どもが14歳になるまでスマホを与えていない。

「スクリーンタイムと脳の発達」という記事がある。

スマホやタブレットの利用時間の長い200人の子どもを3年間調査。

脳の発達が止まっている・・・言葉を司る前頭葉と側頭葉の発達が右脳も左脳も止まり、白質という情報伝達の役割を果たす大脳部分の発達も止まっていた。

いくら勉強しても、睡眠を十分に取っても成績が上がらない。ウツになりやすい。自己制御能力も大幅低下。表情に乏しく、他人の気持ちを読む能力に欠ける。
(東北大学 川島隆太先生の調査結果)

Q1.貴社の従業員の方々は、暇があればスマホではなく本を開いていますか?

Q2.貴社の従業員の方々は、我が子とスクリーンタイム制限の必要性を子どもに自ら考えさせ、制限を自ら意思決定させていますか?

神戸より愛を込めて。臥龍

 

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