「貴社に、『心の報酬』を届ける執念はあるか?」
報酬には三つある。
1.所得の報酬
2.心の報酬
3.経験の報酬
「所得の報酬」は、初任給の高さ、賞与、昇給など、一回目は嬉しいが、翌月からは当たり前になる。
「心の報酬」は、毎日、支給が可能だ。
その際たるものが「ありがとう」。
Q.あなたを笑顔にしてくれる言葉は?
住友生命が、2010年に、3095人を対象に行ったアンケート結果。
・第2位「大好き」(9.0%)
・第3位「愛している」(2.5%)
・第4位「がんばっている」(2.3%)
・第5位「かわいい」(1.8%)
これらを引き離して、ダントツ一位だった言葉がある。
・第1位「ありがとう」(48.4%)
Q.貴社は、「ありがとう」が飛び交う職場だろうか?
特に、お客様から遠い職場に、お客様の「ありがとう」を届けることが大事だ。
ディズニーランドには、お客様からの手紙が多く届く。
その折、「あの船長さん」「あのおサルさん(着ぐるみのため)」のような宛先も多い。
この当事者を探し出し、届ける執念に、臥龍は感動した。
この「心の報酬」を生み出す、届ける執念で、ディズニーランドのステージは熱くなる。
宇都宮より愛を込めて。臥龍
「この利益は絶対に必要なこと!」
リーダーにとって、重要な能力に「説明責任能力」がある。
例えば、経営方針発表会の折、経営者は、「何故、この売り上げが要るのか?」「何故、この利益が要るのか?」をしっかり説明しているだろうか?
例えば、従業員とその家族を守る「大家族主義的利益」であれば、「人件費の1年分のキャッシュを持つ」「従業員とその家族の医療費全額負担」「保護者に万が一の事態が起これば、子どもが大学を出るまでの学費を補助する」などが考えられる。
従業員が、「この利益は絶対に必要なこと!」と心に刻む経営方針発表会にしよう!
冨山より愛を込めて。臥龍
「お客様の『あったらいいな』を形にしよう」
貴社のお客様を想定するときは、「明確」にすることだ。
客室稼働率が、限りなく100%の道頓堀ホテルでは、「日本が好きだが、日本訪問は1~3回の海外個人女性旅行客」を顧客想定としている。
その想定顧客が、「あったらいいな」と思うことを、「ブルースカイ=青天井=限界を設けない」で、書き出し、ミーティングを行う。
これが、ディズニーランドが言うところの、「ブルースカイ・ミーティング」。
そこから、たくさんの「おもてなしサービス」が生まれた。
・海外電話無料
・お酒は15時から無料
・12歳以下添い寝無料のサービス
・パスポートを忘れたら空港まで届けてくれる などなど
詳細は⇒ https://dotonbori-h.co.jp/service/
お客様の「あったらいいな」を形にしよう。
それが商品やサービスの開発の起点だ。
東京より愛を込めて。臥龍
「皆善力を発揮しているか?」
優良企業の共通に、「皆善力」がある。
トヨタでは、「改善に限界なし」という。
「創意くふう提案制度」が生まれた1951(昭和26)年から60周年、2011(平成23)年に集計した結果だ。
累計提案件数 4000万件
年平均 66.7万件
200日で割っても、日々3300件だ。
これが、トヨタの株価を、底辺でジャッキアップしている。
好調の外食、物語コーポレーションも、「皆善力」が凄い。
ほぼ毎週、丸一日かけて皆善会議を行う。
加藤央之社長から、「弊社の強みは、YTMSです」と聞くと、凄い秘密兵器のように思うが、実は、「寄って、たかって、みんなで、やるシステム」の略だ。
・営業も開発も役職も関係ない。
・「明言のすすめ」、出席者は意見を述べる。一人の意見が全体を動かす!
・現場の声を直接トップに伝える。
・「それは日本一、世界一の手か?」、最善手が出るまで、議論を止めない!
・「言い訳ゼロ、先送りゼロ」で、決めたことをやり切る!
これが、物語コーポレーションの株価を、底辺でジャッキアップしている。
東京より愛を込めて。臥龍
「健全な危機感を持っているか?」
危機感には、二種類ある。
“このままじゃヤバい!”という「突き上げられるような危機感」。
“このままじゃ理想に届かない!”という「健全な危機感」。
経営者に人気の歴史小説、共に司馬遼太郎先生。
「竜馬がいく」は、植民地になるかもしれないという「突き上げられるような危機感」に立ち上がった志士の物語。
「坂の上の雲」は、近代化に出遅れた日本を、欧米列強に並ぶ位置に引き上げたいと願う若者たちの物語。
「坂の上の雲」は、手が届きそうにないような「理想世界」。
「理想と現実とのギャップが真の問題」(臥龍)
「真の問題を提示し、皆で挑むプロジェクトにするのがリーダー」(臥龍)
「健全な危機感」を失った大企業の末路は、多くの事例を見るまでもなく哀れだ。
東京より愛を込めて。臥龍
「年に一度、副文作成の合宿を行っているか?」
企業文化は、「定義の共有」から始まる。
「感動とは?」
「事前期待を上回ること」
この共有がないと「感動経営の企業文化」は生まれない。
そもそも貴社では、「経営理念」の定義は共有されているだろうか?
この「定義の共有」は、経営者やリーダーが共に行う「フィロソフィ―手帳」や「自社文化を創るレシピ」などの「副文創りの合宿」や「副文改訂の合宿」だ。
これを年一度行うことで、経営者とリーダーで「定義の共有が腹落ち」し、リーダーが各部署で、腹落ちした言葉で語る、見本を見せる、OJTするから、全社に定義が共有されていく。
腹落ちOJTの事例⇒ https://youtu.be/l8HvzuoaqzM
これが良き企業文化を生み出す。
「人は企業文化で働き、企業文化で育つ」(臥龍)
東京より愛を込めて。臥龍
「千の意思決定の999は2秒でいい」
意思決定は2秒又は48時間を基本としている。
意思決定の扉には、「ワンウェイのドア」と「ツーウェイのドア」がある。
飛行場に着陸、荷物もないので出ようとすると、「ここを出られると、戻れませんのでご注意ください」とある。
実際には、係員に事情を説明すれば戻ることは出来るが、ある種の「ワンウェイのドア」といえる。
ただほとんどの意思決定は、走りながら修正できるものがほとんど、千のうちの999。
「ツーウェイのドア」は、早く、かつ多くの意思決定が重要。
この多くの意思決定が、勘を磨いていく。
勘でやらないと、そのリーダーの元では、仕事が停滞する。
Q.貴社では、二十代のうちに、早く、かつ多くの意思決定をさせる環境があるか?
「ワンウェイのドア」は2秒で意思決定、「ツーウェイのドア」は48時間で意思決定が、基本だ。
東京より愛を込めて。臥龍
「皆さんも、『熱い語り部』として生まれている!」
本日、エイチ・アイ・エス創業者の澤田秀雄さんとジャパネットたかた創業者の髙田明さんと、久しぶりにお会いする。
このような創業者は、ビジネスモデルも凄いが、0-1(ゼロからイチ)を生み出す「熱い語り部」としての生き様が、もっと凄い。
しかし、皆さんも、「熱い語り部」として生まれ、その語りで周りの方々を感動させたこと、忘れてはならない。
それは第一声の「オギャー」、「私はここにいるよ!の叫び」だ。
臥龍、生まれたとき泣かず、慌てたお産婆さんが逆さに吊って、背中をペンペンしたら、やっと「オギャー」と泣いたのを見て、おふくろは「人生で一番の喜びを感じた」と、ずっと後になって語ってくれた。
臥龍は、二分の一成人式の10歳で、「私はこう生きるのよ!」という「語り部人生」をスタートさせることを推奨し、80分間の「志授業」を行っている。
事例⇒ https://youtu.be/uyfmf1hzt-k
ついでは社会人になった4月に、「私は社会人としてこう生きるのよ!」という「語り部社会人人生」をスタートさせることを推奨し、3日間の研修を行っている。
お母さんからの手紙⇒ https://youtu.be/m40xHrzuyJk
研修最終日の語り⇒ https://youtu.be/Z1Bxz9Wh7mI
企業の元気は、一人ひとりの「気の集合」、全従業員が、堂々と「自分の人生物語」を語れる企業は、元気だ。
東京より愛を込めて。臥龍
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社長と幹部が共に視座を高め”これからの自社”を創る2日間!!
★詳細は⇒ https://www.jmca.jp/semi/S261802





















