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イメージ戦略の一般論と罠 その7「情報発信の勘違い」

最高の自分を表現する 成功イメージ戦略

このコラムをお読みくださっている方々の中に、メディア・トレーニングやメディア対応のイメージ戦略について、アドバイスをお受けになったことのある方はどれくらいいらっしゃるでしょう?
「TV・雑誌などに出る機会などそれほどないし、弊社/自分には必要ない」と思っていらっしゃる方が未だ非常に多いのが、現在の日本の状況です。でも、そこには既に第一の勘違いが存在しています。


メディア・トレーニングは、企業の姿勢をスポークスマンとなる人物を通して、その人のリーダーシップの在り方とともに、一般視聴者に向けて如何に相応しいメッセージとして伝えるか?というトレーニングです。これはインタビューを受けるTV出演、新聞や雑誌への登場には限らず、カンファレンスでのスピーチ、それが映像として撮影され、メディアに掲載されるということも多々あることです。また、今や企業もブログを使って、どんどん新しい情報を発信していたりFacebook、Twitterといったツールを活用しています。そう、これらも重要なメディアの一つ。思いの他沢山の所に、会社やご自身の情報が流れていることは想像に易いでしょう。


いつ何時、どのように、あなたのどのようなシーンが一般の人々の目に触れるとも限らない、それが今の社会です。だからこそ、その意味と、それをどのようにするかを具体的に知り、適切な準備をする機会、それがメディア・トレーニングやメディア対応のイメージ戦略のアドバイスを受けるメリットの一つなのです。


それを実感する機会があったのは、少し前のこと。某社のウェブサイト上に掲載するPR用映像撮影の為のイメージ・マネジメントと撮影立会いで伺った時でした。
関係者から送られてきた、以前撮影したというプロモーション用の映像と、会社概要、ウェブサイトのURLを確認していると、近年非常に多く見られる傾向の「社長ブログ」もウェブサイトに掲載されています。会社は大きく括ると金融系、古い体制の企業ではありませんが、やはりお金を扱う業種には「信頼感」「落ち着き」「安定感」が、イメージとして不可欠なキーワード。しかしその社長は、本来が非常にカジュアルでフランク、気取らないキャラクターでいらっしゃるご様子、会社のウェブサイトの固いイメージに反し、ブログの(会社)の選び方から、そこに見るライティング・スタイル(内容的には非常に素晴らしい物なのですが)が、企業イメージと正反対といっても間違いのないくらいに砕けているものだったのでした。


このように、全く逆の情報を同一の枠の中で示されたとなると、人は混乱します。それの統制をとって、如何に伝えたい情報を適切に受け取ってもらえるようにするかが、企業の行うべきメディアへの適切な情報発信と反応に対応することを考慮したイメージのブランディングとマネジメントです。


この場合、現在の形式を変えることなく改善する為のソリューションとしては
1)ブログの会社を、あまりカジュアル過ぎないイメージの所に変更する。
2)ブログのデザインを落ち着いた物に変更する。
3)ライティング・スタイル(文体)に、砕け過ぎた表現は使用しない。
(読み手に読みやすく、親しみを感じさせるものにしながらも、やはりビジネスのクライアントが読者であることを想定する)
4)もしくは、ただ個人的にブログを書いてゆきたいのであれば、会社のウェブサイトからのリンクを止める。


社長ご本人のポジティブなポイントも、表現の仕方によっては企業イメージとかけ離れた物になってしまうこともあります。
全ては見せ方、そして魅せ方。


固い業界だからこそ、クライアント及び、フューチャー・クライアントに向けて一生懸命分りやすく、堅苦しくなく情報を発信していこうという真摯な姿勢は、素晴らしいものです。だからこそ、情報は流せばいいわけではない。さらに、勝手に流れてしまうかもしれない噂や情報をコントロールするのではなく、自分から発信する情報なのであれば、メディアの危険性と適切な情報の伝え方、そして企業イメージと社長のイメージを合わせた発信方法を、プロフェッショナルの目から専門的かつ具体的なアドバイスや戦略とともに受けることも、企業のトップ、ビジネスオーナーの責任であり、ビジネスを良い結果に導くイメージ戦略なのです。


情報の発信方法とそこから与えているイメージ、大丈夫ですか?

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