「臥龍式大量仕事こなし術」
臥龍の「TODO(やるべきこと)リスト」を目にした、同業者(経営コンサルタント)は、10人中10人が「見ているだけで発狂します」と言う。
想像を絶する量だからだ。
ではどうこなしているのか?
あくまで個人的なやり方なので、「臥龍式大量仕事こなし術」とした。
1.朝いちに、「生きる目的、判断の軸、中期ビジョン、年度方針」を記した「千回行シート」を読み込む。
読み込むといっても、日々、脳幹に焼き付けインストールしているものだから、「脳内コンピューター」のスイッチをONするようなものだ。
2.ジムで1時間汗を流す。
30分のウォーキング、50回の腕立て、20分の筋トレ、50回の腹筋、50回の腕立てとコースは決まっている。
これで身体のスイッチが入る。
この30分のウォーキングの中で、朝行うAD業務(重要で緊急でない業務)と日中に行うAC業務(重要で緊急な業務)を頭の中の「脳内ボード」に分けて記入する。
3.朝の時間で、AD業務をこなす。
このときの「こなすコツ」は、着手を早くだ。
難易度にビビらないで、とにかく早く着手する。
4.日中に、AC業務をこなす。
このときの「こなすコツ」は、「メールを二度開けしない」「2秒で意思決定」「一つの業務に紐づけられた業務は、合わせて一気通貫で処理」だ。
何故、「2秒で意思決定」できるかと言えば、朝の「千回行シート」で、「判断の軸」をインストールしているからだ。
「一つの業務に紐づけられた業務は、合わせて一気通貫で処理」しないと、必ず抜けが出る。
後では厳禁だ。
全体にいえることは、異常に速いスピードだ。
イメージとしては、高速道路を疾走するが、ブレーキとバックミラーはいらない。
ナビとアクセルがあればいいということだ。
東京に向かう新幹線車中より愛を込めて。臥龍
「『必要なこと』を『やりたいこと』にする「間(ま)」を惜しまないことだ」
本日は、ある薬局チェーンの社長への個別アドバイス。
理念創り、ビジョン創り、現場社長創り、朝礼、読書会、6SS(環境整備)などをやらないと、この先の発展はない。
この点では認識は一致。
臥龍、「社長、必要なことはこれだと指示をして走り出してみて、振り返ってみると、後続集団と距離が出来ていること、ございませんか?」
社長、「いやー、ほとんどそうですね。焦り過ぎでしょうか?」
臥龍、「社長の社会に貢献したい。お客様を笑顔にしたい。この気持ちは大事です。ですが急がば回れ、という言葉がありますね」
社長、「・・・・」
臥龍、「列車は、連結器が付き、繋がっているから、スピードを上げても一体なんです。この連結器創りと接続の“間(ま)”を省いてなりません」
ここからは、先日、秋田の薬局チェーン・介護・酵素風呂を展開している企業で行った「読書研修」をご紹介した。
臥龍は、この会社の従業員の心の渇きを癒す本は何かを考え抜き、「あの日、小林書店で。」を事前課題本にした。
見事に嵌まり、全員が長文の読書感想文を書いてくれた。
当日、班毎に発表、皆が称賛。
“褒められた!”
班で、特に学びになったことを意見集約、そして自分たちの事業所で置き換えて行いたいことも模造紙にまとめ、発表。
皆から拍手を受け、臥龍や社長からも称賛コメント。
“認められた!”
この「快」の感情が、「社長、読書会やりましょうよ!」という前向き発言を生み出す。
早速、来月から「読書会」が始まる。
理念創り、ビジョン創り、現場社長創り、朝礼、読書会、6SS(環境整備)などの「必要なこと」を「やりたいこと」にする「間(ま)」を惜しむと、結局、遠回りをすることになる。
臥龍は、「主体的にやりたい」という気持ちを引き出すことを大切にしている。
東京より愛を込めて。臥龍
「私達を健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きる」
人間には、幸福を感じる3つのホルモン(脳内の神経伝達物質)がある。
臥龍はその中でも、人とのつながりや愛情を感じたり、感謝や共感の感情を感じたときに分泌される「愛情・絆ホルモン」である「オキシトシン」を重要視している。
ハーバード大学が1938年から約80年、724名の男性を調査し続けた、史上最も長期間にわたって成人を追跡した研究「ハーバード成人発達研究」がある。
4代目所長のロバート・ウォールディンガー教授によると、最も重要な結論は、「私達を健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きる」だった。
中でも、50代の時に良い人間関係に恵まれていると、70代、80代の時に健康で幸せを実感している比率がかなり高いということだ。
だから臥龍は、仕事のゴールを「良き人間関係のコミュニティを創ること」に置き、そこから逆算して、出会いやプロセスを設計している。
Q.あなたは、他人が羨むような「良き人間関係」が築けているか?
臥龍は、「1000%のYES!」が言い切れる。
Q.社長さま、あなたは数人でいいから、社内に「同志・ソウルメイト」と言える経営幹部をお持ちだろうか?
仮に10人いたとすると、経営の喜びは10倍に、経営の苦しみは10分の1になっているだろう。
そういう未来「ネクスト・ビジョン」を設計してみよう。
大阪へ向かう新幹線車中より愛を込めて。臥龍
「勝利しても反省、敗北しても反省」
今日から海の向こうでは、ワールドシリーズが開幕する。
ドジャーズは、ここまで通りの「勝利の方程式」が発揮できるか?
王貞治さんの「勝利の方程式」という言葉は、主にダイエーホークス監督時代の「強力リリーフ陣」を指す。
中継ぎ・抑えの継投パターンが、試合終盤の失点を防ぎ、勝利を確実なものにする上で重要な役割を果たした。
逆に「敗北の方程式」もある。
勝利しても反省、敗北しても反省、これは「方程式」の発見を指す。
そして「フォーマット」の改善を指す。
Q1.貴社には、「勝利の法定式」はございますか?
Q2.そしてそのフォーマットは、刻々と改善されていますか?
Q3.これからの自社を創る「勝利の法定式」は明確ですか?
大阪より愛を込めて。臥龍
「開発はトップ業務、部下に振るな!」
昨日は、臥龍が理事長をしている一般社団法人主催の講演会、テーマは「市場は世界に在り」。
外食産業のサンパークの高市健社長から、「海外進出6つの心得」が示された。
サンパーク⇒ https://www.sunpark.ne.jp/
1.犬も歩けば棒に当たる。
2.トップ自らが先陣を切る。
3.即断即決即金。
4.石の上にも3年。
5.想定外は想定内。
6.Globalization & Localization
グローバライズとローカライズ。
「犬も歩けば棒に当たる」は、海外に出たければ、海外で動かないといけない。
飲食業なら、海外に出て、レストラン、屋台を問わず食べてみることだ。
臥龍も、香港、ソウル、北京、上海、台北と講演させていただく中から、台湾の深掘りを選択し、コミュニティ創りに繋がった。
新規事業、新規エリアへの進出同様、海外進出もトップ業務だ。
何故なら、リスクを取ったお金の意思決定が要るからだ。
これは従業員では出来ない。
関連して、「即断即決即金」。
「帰国して検討します」は、勝機を逃す。
「石の上にも3年」は、3年やってダメなら撤退ということ。
この判断も、従業員では出来ない。
そして、「想定外は想定内」という度量が要る。
「ネクスト・ビジョン」も、帰ってから検討ではなく、その場で「次の一歩」を決めることだ。
帰ってから検討できる人は、少数だ。
大阪より愛を込めて。臥龍
「有ったらいいなリスト」
新商品、新サービスの開発において、市場調査も大事だが、結構、現場が「答え」を知っていることがある。
現場には、顧客の声が届いている。
その中から、「有ったらいいなリスト」を作り、我が社で出来ること、ビジネスモデルになることを意思決定していくことは有効だ。
臥龍自身、30歳の独立開業時に、経営者の「有ったらいいなリスト」を作った。
38年前なので、経営環境が今とは違うことを割り引いて、見て欲しい。
企業(法人)のお望み事リスト:1986版
1.トップの進化ぜい変
2.リーダー育成
3.業態開発(ビジネスモデル)
4.営業力強化
5.社風・風土の改革
6.新商品開発
7.顧客満足度の向上
8.採用と育成
9.後継者育成
10. コストダウンOR財務の改善
この中の1~9をワンストップで解決するビジネスモデルを、「第二創業実現支援コンサルティング」として開発した。
お蔭様で、評価いただけたようだ。
「ネクスト・ビジョン」を考える上で、「有ったらいいなリスト」の作成は、重要だ。
大阪より愛を込めて。臥龍



























