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- 第67回 ロボット掃除機
部屋の床を自走して掃除するロボット掃除機「ルンバ(Roomba)」が2002年に登場して以来、ロボット掃除機は日本のメーカーからも発売され、普及し始めている。
家庭用では床磨きをする「フロアウォッシングロボット」などのバリエーションも出ているし、商業施設やオフィスビルなどでも各種の業務用掃除ロボットが活躍を始めている。
12月は大掃除の季節だが、その中でも窓拭きは上手くキレイになりにくく、寒さもあり大変だ。
ベネッセ「たまひよ」の「後回しにしがちな家事・苦手な家事は?(複数回答)」でも第1位:片付け・整理整頓2,483人(43.4%)、第2位:ガラス磨き2,072人(36.3%)、第3位:トイレ掃除1,939人(33.9%)と、トイレ掃除を上回る調査結果が出ているが、この分野にも「窓掃除ロボット HOBOT-388」という自走式窓拭きロボットが登場した。
■窓掃除ロボット
このロボットは強⼒吸引モーターで窓ガラスに吸着、走行時は取り外せないほどの強さで窓に張り付き、⽔を霧状にして窓の表⾯にスプレー噴射して、2枚のマイクロファイバー製の回転式クリーニングパッドで「ルンバ」のように自動的に窓面を拭いてゆく。
床と違って窓は内側と外側があり、外側のガラスを掃除している際に落下することが一番の心配だが、この窓拭きロボットには長さ4.5m、耐荷重200kgの「落下防止ロープ」が付いているし、万が一電源が切れた場合にも20分間落下しない無停電電源装置も搭載されているため、マンション上階での使用も安心してできた。
ロボットを開発した台湾のHOBOT Technology社は、台湾初のCD-RWドライブを開発した企業だが、研究開発リーダーであるジョージが窓掃除に疲れ果てて開発に着手したという。
毎年1月にラズベガスで行われるハイテク展示会「CES」で複数回受賞、世界30か国で販売されている。
私の使っているマンションには外側に開く倒し窓があり、構造上これまで窓拭きが困難だったが、この窓掃除ロボットを試したところ初めて窓掃除ができ、概ね出来栄えも満足できた。
2020年は世界中が新型コロナウイルス感染拡大で大変な1年だったが、在宅勤務、遠隔医療、ロボットの使用など、コロナにより「未来が早くやってくる」という面も見逃せない。
ロボットの活用は、人間が行うと危険だったり、大変な苦労だったりするいろいろな分野で大きく拡大すると考えられる。
======== DATA =========
●窓掃除ロボット HOBOT388
価格:39,800円
●HOBOTジャパン
●HOBOT
●展示:b8ta有楽町店