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マネジメント

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳 2025年2月12日号

朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳

「丸くとも一角あれや人心」

「我以外は師」、これは国民的文学者、吉川英治先生の言葉だ。

虚心坦懐に聞けば、何事からも学ぶことはあるという意味だ。

「丸くとも一角あれや人心 あまりまろきは転びやすきぞ」、これは坂本龍馬が好んで使った言葉だ。

年を重ねる毎に、人格円満になるのはいいことだ。

しかし、一つ角があると、簡単にコロコロとは転ばない。

ひっかかる部分もある。

人格円満であったとしても、「ここだけは譲れないという確固としたポリシーを持て」ということだ。

「我以外は師」という広く聞く耳は持つが、「譲れないポリシー」はある。

これを我が身一つに共存している人物は、魅力的だ。

秦野より愛を込めて。臥龍


「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も」

「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」

これは江戸時代、財政破綻寸前の米沢藩(現在の山形県米沢市)を再建した上杉鷹山公の言葉だ。

臥龍は、「行動実践なくして成果はない。成らないのは本気でないから、本気でやれば成る」と解釈したが、これは古今東西を問わず普遍の原理だ。

だから、故J.F.ケネディ大統領が、「私が最も尊敬する政治家は上杉鷹山」と述べたと思われる。
https://bizgate.nikkei.com/article/DGXMZO3113650030052018000000

松岬神社(別称:鷹山神社)で求めた「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も」の色紙は、感動だった。
https://www.uesugi-jinja.or.jp/about/

山形を通過する新幹線車中より愛を込めて。臥龍


「言ったもん勝ちの会社にしましょう!」

「過去と他人は変えれないが、自分と未来は変えられる」(臥龍)

過去を変えようと思うと、タイムマシンの登場を待たないといけない。

しかし、未来は変え放題だ。

2026年1月1日に新年を迎えている自分は、今の自分とはまったく違う理想の自分でいいのだ、と思うことだ。

じゃあ、言っちまいましょう!

「2023年版の自分は、これまでとはまったく違う自分です。驚かないで迎えてくださいね」

こう言って、小池さんは、未来の自分像を宣言された。

「5回目の企業進化道場受講で、
 2027年までに10名の社長を育て、
 10社100億1000名の
 リハプライム・ホールディングスが
 実現することを確信しました。」
 リハプライム株式会社 代 表 小池 修
      (2022年2月25日)

社長さま、貴社を「言ったもん勝ちの会社」にしましょう。

早く会社を潰したければ、「言ったもん負け」、「言ったもの、声上げたものが苦労する会社にしましょう」ということです。

秋田より愛を込めて。臥龍


「休み方改革」

業種・職種にもよりますが、明日、明後日は土日の週休二日の方々も多いと思う。

どう過ごされる予定だろうか?

日本でいち早く週休二日制を導入した松下幸之助氏は、「一日は休養、一日は教養」と言った。

昨年、投資の神様、ウォーレン・バフェット、メタ社のマーク・ザッカーバーグ、テスラ社のイーロン・マスクといった世界の超一流が絶対に欠かさない習慣を、『世界の一流は「休日」に何をしているのか』( 越川慎司:著)が明らかにした。

(以下は要約)

海外のエグゼクティブは、休日に美術館に足を運んで芸術鑑賞の時間を作ること、自宅や好きな場所で読書をすることを重要視していた。

美術館の非日常的な空間で、多様なアートに触れることにより、ストレス発散や気分のリフレッシュを図っている。

彼らが芸術鑑賞を楽しむ二つの理由。

1. リベラルアーツを習得して、多角的な思考力を養う。

リベラルアーツとは、日本語では「一般教養」と訳されていますが、欧米社会では「実用的な目的から離れた純粋な教養」と考えられている。

世界のエグゼクティブたちは、芸術鑑賞をリベラルアーツ習得のための大きな柱と考え、「芸術鑑賞を楽しむ」→「リベラルアーツが身につく」→「自分の能力が高まる」→「今後の可能性が広がる」→「自己効力感が高まる」というイメージを持って、休日の美術館巡りを満喫している。

2. 右脳を刺激することで、想像力や発想力を高めている。

平日の仕事では、論理的思考を司る左脳を酷使する。

彼らは休日にアートを楽しむことで右脳を活性化させ、イメージ力や想像力、ひらめき、発想力を高めることで、平日の作業効率を高めることにつなげている。

また、IT大手メタ(旧フェイスブック)CEOのマーク・ザッカーバーグは2週間に最低1冊の本を読むことを習慣にし、「異なる文化、信仰、歴史、テクノロジーについて学ぶことを重視している」という。

ザッカーバーグは、「本を読むことで、我われは一つのテーマを十分に追求し、深く没頭することができる。今のどのメディアもかなわない」と話し、できる限り読書の時間を増やしているそうだ。

「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットも、1日5~6時間は読書の時間を作り、週末のほとんどを読書に費やすことで知られている。

弊社が日本企業で著しい成果を出している一流ビジネスパーソン962人に調査したところ、彼らは1年間で平均43.2冊の読書をしていることがわかり、対して、成果が平凡な社員の年間読書量は平均2.4冊だから、一流社員は一般社員の18倍も読書をしていることが分かる。

(ここまで)

働き方改革で、残業削減、有休消化の推進は進んだようだが、これからは「休み方改革」が必要だ。

臥龍も月4冊の読書、その中の一冊を題材に、毎月の第一日曜日の朝7時から、Zoomでの「臥龍読書会」を顧問先の社員の方々と行っている。

また映画館での映画50本以上、一流本物のお店体験10店以上、歌舞伎やミュージカルなどの舞台鑑賞10本以上の年70回以上の「右脳刺激機会」を創っている。

これらが、平日の仕事に関しての想像力・創造力の源泉と知っているからだ。

Q.あなたの「休み方改革」は何ですか?

ちなみに臥龍、明日の土曜日は、ジムに2回通った後、ジャズの名店で音楽を楽しみ、明後日の日曜日には、スリランカの子ども達支援と建設した校舎の引き渡しの為にスリランカに飛び立つ。

スリランカの旅には、人生の糧にして欲しいとの願いを込め、一人の大学生を招待している。

秋田より愛を込めて。臥龍


「我が社の常識は世間の非常識ではないか?」

人間は、反復連打で情報を取り込むと、脳内に「シナプス結合」という回路が出来上がる。

それを「習慣力」という。

ある出来事に対して反射的に行動を起こすのが「習慣力」。

立ったらイスを中に入れる。

食事したら歯を磨く。

良い行為を見たらすぐに褒める。

しかしこの「習慣力」には、負の側面もある。

エスカレーターに乗ろうとしたら故障で止まっていた。

一歩踏み出すと、強い違和感が湧く。

これはエスカレーターの形を認識したら、動く階段という身体対応が働くからだ。

生まれて初めてエスカレーターを見た人には、金属製の階段にしか見えないから、何の違和感もない。

その会社での社歴の長い従業員には、固定概念が生まれていて、社会の常識からずれることがある。

「我が社の常識は世間の非常識ではないか?」と疑う気持ちが大事だ。

業界内だけのお付き合いをしていると、固定概念が生まれていて、社会の常識からずれることがある。

「我が業界の常識は世間の非常識ではないか?」と疑う気持ちが大事だ。

東京より愛を込めて。臥龍


「学生と社会人ではテストの正解の意味が違う」

学生時代のテストは、解答欄を埋めて、合っていれば「〇(丸)」、間違っていれば「×(ばつ)」だが、社会人になれば違う。

解答欄を埋めれば「〇(丸)」、正解であれば「◎(二重丸)」だ。

先ずは「意思決定、意思表示」が大事。

間違っていれば教えてくれる。

間違っていれば経験になる。

どの会社に入れば幸せになるのか?

入社してみないと分からない。

どの人と結婚すれば、幸せな家庭が築けるのか?

結婚してみないと分からない。

間違っていれば、やり直せばいい。

一番だめなのは、「立ち止まること、思考停止すること」だ。

特にこれからの時代、正解がある問題に答えを出すのはAIがやるので、人は正解のない問題に対して思考し、答えを出すのが役割となる。

そう考えると、学生時代のテストも「選択式」は時代遅れだ。

思考し、自分で答えを書く「記述式」でないと意味がない。

成田より愛を込めて。臥龍


「うらを見せ 表を見せて 散るもみじ」

「うらを見せ 表を見せて 散るもみじ」(良寛)

裏のない紙はない、南のない北はない、死のない生はない。

裏があっての表、表があっての裏、これが自然。

自分に都合のいいものだけあればいいは不自然。

不自然を求めるから、いつまで経っても実りにたどり着かない。

感動物語コンテストというイベントを始めて三年目、一気に参加者が減った。

同様に、台湾交流を始めて三年目、一気に参加者が減った。

共に「一度知ったから、一度行ったからいい」という反応。

「こんなに良いことを、手弁当にやっているのに何だ!辞めてやる!」

これも一面。

「自分一人になってもやると決めたことだからやる。大体、もの事には成功と挑戦中しかない。これは挑戦中の出来事」

これも一面。

感動物語コンテストは、今年で第18回目。
⇒ https://kancon.org/

台湾交流会は、今年で第28回目だ。
⇒ https://apra.jp/2024exchange_meeting/

スリランカの子ども達支援を呼びかける講演会を開いても、実際に支援にご参加される方は、100名にお一人だ。
⇒ https://e-garyu.info/world/index.html#t01

たった1名と思うか、1名もいて有難いと思うか、これも選択だ。

こういうことは小さな日常でもある。

臥龍の飲み会で、先日、ジャズクラブに行く回を企画した。

たまたまお申し込みはゼロ。

「えっ、自分、人気ない?」

これも一面。

「いやー、久しぶりに奥さまと二人きりのデートチャンスをもらった!」

これも一面。

もの事には必ず両面がある。

「もの事さんには罪はない。どちらを見るか、あなたの問題だ。運命暗転面を見ないで、運命好転面を見よう」(臥龍)

スリランカの子ども達をご支援いただく方々と共に、2月11日には二つ目の校舎引き渡しに臨む。
⇒ https://e-garyu.info/world/srilanka_02.html#t01

スリランカより愛を込めて。臥龍

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