最近は「テレビ離れ」と言われることが多いですが、テレビ番組は面白くなくなったのでしょうか? 筆者の場合、質はともあれ、手元のスマートフォンで様々な動画が無限に視聴できるので、ついつい「テレビの存在」を忘れていただけようにも思います。
そう考えていた矢先、パナソニックから画期的な製品「miyotto」(ミヨット)が登場しました。「miyotto」は端的にはテレビチューナーを内蔵した「レコーダー」なのですが、スマートフォンなどからのワイヤレス視聴を前提とした製品。小型軽量で置き場所を選ばず、機能をシンプルにすることで手頃な価格を実現しているのが特徴です。つまり、スマートフォンでネット動画を見るように、手軽に放送番組が見られるという新しい価値の提案です。
今回はこの「miyotto」を紹介しつつ、同製品がある日常を想像してみます。再び「テレビ番組を見る」時代はやって来るのでしょうか?
■スマートフォン時代に相応しく進化したレコーダー
パナソニックは長年レコーダー「DIGA」が人気で、高いシェアを誇っています。しかし近年の「テレビ離れ」から、出荷台数は年々少なくなる傾向にあるそうです。スマートフォンが普及し、各人が好きなコンテンツを好きな時間に視聴できるようになった今、当然の流れと言えるでしょう。
「miyotto」はレコーダーに遜色の無い本格的なテレビチューナーを内蔵。専用のアプリを用意し、アプリをインストールしたスマートフォンやスマートプロジェクターなどから、放送中の番組や録画番組を視聴することができます。「DIGA」でもスマートフォンからの視聴が可能でしたが、「miyotto」はブルーレイディスクの録再機能を省き、大幅な小型軽量化と低価格化を実現しているのがポイント。都会ではスペースが少なく、また物価高の時代でもあり、多くの人々のニーズに沿いそうです。
「miyotto」がある生活を想像してみましょう。最近は「推し活」と呼ばれる、熱心なファンの活動や消費が盛んですが、放送でのみ公開される映像も多々あるので、「miyotto」があれば諦めずに視聴やコレクションができるでしょう。ビジネスパーソンの場合、豊富で信頼のおける経済情報番組を視聴される方が多いと思いますし、筆者もテレビ東京の「WBS」(深夜)と「モーニングサテライト」(早朝)は欠かさず録画視聴していますが、「miyotto」があればテレビの前に座ることなく、ベッドの中から手元のスマートフォンで視聴可能と楽そうです。また、録画内容をスマートフォンに転送することも可能で、通勤時間や移動時間を有効に利用できるでしょう。
また、スマートフォンユーザーに好評な、放送番組の再配信を行っているサービス「TVer」と比べてみましょう。
既存のレコーダーも同じですが、「miyotto」があれば、「モーニングサテライト」のようにネットで配信されていない番組も視聴が可能です。また「WBS」は「TVer」で配信がありますが、権利関係で映像の差し替えが発生したり、また、何らかのトラブルで途中で中断し、再度番組の最後のほうから視聴しようとすると、コマーシャルを大量に視聴しなくてはならないなど、いくつか不便な点があります。
最後に、レコーダー「DIGA」と比べても「miyotto」のメリットがあります。早送り再生が最大2倍と高速であったり、スマートプロジェクター(対応製品)からも視聴可能など。
テレビ離れと言われていますが、便利なスマートフォンに比べ、視聴時の利便性が劣っていたのが最大の原因ではないでしょうか? テレビ放送番組の視聴スタイルが「miyotto」で進化することで、放送番組の復権があるかもしれません。筆者の考えですが、利便性で見劣りしなければ、丁寧に作られた信頼のおける放送番組を視聴したいと思っています。
【紹介製品】
製品名: miyotto/ミヨット(UN-ST20A)
公式URL: https://panasonic.jp/diga/products/UN-ST20A.html
オンラインストア価格: 54,450円(消費税込)





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