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第194回 AIエージェント

社長のメシの種 4.0

 ChatGPTの登場以来、AIは仕事のやり方から日常の調べ物など人々の行動を変化させ始めている。
 中でも「ググる」(Web検索)から「チャッピーに聞く」(AI による概要)への移行は、企業にとってはSEO(検索最適化=上位表示)からAIO(AI最適化)への移行を意味し、重要だ。


 Web(ワールド・ワイド・ウェブ)は1989年にティム・バーナーズ=リー氏によって作られたが、彼は25年以上前に将来Webが読み取り、解釈し、行動できる「知的エージェント」によって自動的に行われることを思い描いていたという。


 しかし、AIの進化によってその世界は近づきつつある。
 OpenAI(Chat GPT)、Google(Gemini)、Anthropic(アンソロピック、claude)などは、これまでチャット形式でAIに質問したり、画像や動画をつくらせたりする生成AIを進化させてきたが、開発競争は「AIエージェント」に向かっている。


■AI時代のWeb


 「AIエージェント」がWeb上を動き回って検索し、予約や買い物をする世の中を想定すると、自社のWebページ(ホームページ)へのアクセスが、人間よりもAIの方が圧倒的に多くなる。


 そこで必要なのが「人間向けのWeb」から「AIにも読んでもらえるWeb」への転換だ。
 今後はAIに頼むだけで航空券や列車の予約ができたり、日用品の買い物ができたりするAIエージェントの開発が進むと考えられるので、ネット予約やネット販売のWebページの改良は急がれる。


 これらのWebページは人間を惹きつけ、人間が使いやすいように設計されているが、今後は利用者のデジタル代理人である「AIエージェントの注意力」を惹きつけ、AIが簡単に間違いなく予約や買い物ができることが求められる。


 AIエージェントは各社が開発競争を繰り広げている最中で、エージェント型Webの標準(共通ルール)を巡ってもいろいろな提案を出しているが、昨年12月9日にAnthropic、OpenAI、Google、Microsoftなどが「Agentic AI Foundation」を設立し、AIエージェント向けのオープンソース標準を開発すると発表した。


 1990年代後半から2000年代前半のインターネット普及期と同様に、これからの「AI普及期」にはAI時代のWebページを作ることが必要で、今後の動向を注視して行動することが重要だ。

======== DATA =========

●Agentic AI Foundation
https://aaif.io

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