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第156回 生成AIによる初CM

社長のメシの種 4.0

 米トイザらスは、「ChatGPT」を作ったOpenAIが提供している動画生成AI「SORA(ソラ)」で制作したCM動画を公開した。
 米トイザらスの創業者であるチャールズ・ラザラス氏が、子どもの頃に夢でマスコットキャラクターの「ジェフリー(きりん)」と一緒にトイザらスという未来のおもちゃ屋に行くという1分間ほどのストーリーで、「SORA」を使用して制作した「初のブランドフィルム」とされている。


 「Native Foreign」という制作会社と協力して作られたこの動画は、2024年6月17日からの広告祭「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル2024」で初上映されて話題を呼んだが、コンセプト立案から最終納品まで数週間で完成させ、上映に間に合ったという。
 ビデオの制作はAI「SORA」が生成した動画を80人が携わって編集などを行ったが、通常は数百の反復ショットを数十に凝縮できたとしている。


 生成AIによるビデオや映画制作に対しては「AIが雇用を奪う」として、16万人が加入している全米映画俳優組合が昨年7月中旬から118日間ストライキを行うなど反対しており、今回のトイザらスCM動画に対しても、「場面が変わると登場人物の一貫性が損なわれている」など、映画関係者からは批判のコメントも出ている。
 これに対して制作会社は、「トイザらスは AI 重視の戦略を採用するのに最適なブランド」で、「クリエイティブ業界は、トイザらスのようにルネッサンス期を迎えています」としている。


 1948年に創業した米トイザらスは「カテゴリーキラー」の代名詞としてもてはやされたが、2017年9月に経営破綻して735店を閉鎖、その後WHPグローバルが商標権を受け継ぎ、今回の動画の最後にあるように、米百貨店・メイシーズ全店に入り、復活している。


■Dream Machine


 OpenAIの「SORA」は、今年2月に発表されて大きな反響があったものの一般には公開されておらず、ハリウッドの映画スタジオなどエンターテインメント業界への利用が検討されている。
 そのため、誰でも使ってみることができる動画生成AIとして注目されているのが「Dream Machine」(Luma AI)で、月30本までなら無料で5秒間の動画を文章から作ってくれるし、2枚の同じ時に撮った画像を始点と終点にして、その間の動画を作ってくれる「Keyframes」という機能もある。


 文章、画像に加えて動画もAIで作れる時代が到来した。

======== DATA =========

●トイザらス・スタジオ
https://www.toysrus.com/pages/studios

●トイザらス
https://www.toysrus.com

●OpenAI「SORA」
https://openai.com/index/sora/

●カンヌライオンズ
https://www.canneslions.com

●Dream Machine
http://lumalabs.ai/dream-machine

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