何でもスマホ頼りの時代。家電も操作できたら・・・ そんな願いを叶えてくれるのが、ラトックシステム株式会社の「REX-BTIREX1」です。今回は、「REX-BTIREX1」を取り上げ、利用するメリットや、家庭やビジネスで活用するためのヒントをご紹介します。
【写真】スマホがリモコンに!テレビをはじめ、いろんな家電が操作できる!
■REX-BTIREX1 製品概要
REX-BTIREX1は、Bluetooth対応の学習リモコンユニット。言い換えると、スマホのアプリ(無料ダウンロード提供)に所有している家電を登録し、画面タッチで操作すると、リモコン信号(赤外線)に変換して伝えてくれる製品です。スマホと家電の仲介者的な役割を果たします。
リモコンが付属している家電なら殆どが操作OK。テレビ、照明、エアコン、ホームシアターシステムなど、予め登録されている機器なら、メーカーや機器を選択するだけで利用できるようになります。登録されていない機器でも、一度学習させれば操作可能に。ありそうでなかったユニークな製品です。
【写真】左上が、スマホの操作を赤外線信号に変換するREX-BTIREX1本体。筆者宅で溢れかえるリモコンをスマホに一元化できました。
■使ってみました!
液晶テレビ、レコーダー、エアコン、照明など比較的新しい機器は、アプリのリストから選択するだけで、直ぐに操作することができました。扇風機は登録されていませんでしたが、学習後に問題なく操作できました。一方、古い扇風機やエアコンの一部は、上手く学習できなおケースもありました。どうしても操作したい特定の機器がある場合は、事前に確認をお勧めします。
実際に使ってみると思わぬメリットも。スマホとREX-BTIREX1はBluetoothによる無線接続なので、隣の部屋や、見通しが効かない状況でも通信可能。つまり、リモコンのように、操作の都度、機器の方向やリモコン受光部を意識することなく、また、見通しが効かない位置関係でも操作可能です。
■「タイマー」機能は、リモコン以上のメリット
REX-BTIREX1は、各操作に対して分単位でタイマーを設定することが可能です。
例えば就寝時にエアコンと扇風機を併用したい場合、それぞれにタイマー機能が搭載されていても、連携させるのは困難です。
筆者の場合、以前は手動で概ね深夜12頃に寒く感じて目が覚め、エアコンを停止→その30分後に少し暑くて目が覚め、扇風機を運転→午前3時頃になるとまた寒くて目が覚め、扇風機を停止、のように、何度も起きて操作していました。しかし、REX-BTIREX1を利用すれば、この一連の操作をタイマー設定として記憶可能。結果、夜中に目を覚ますことなく、熟睡できるようになりました。
ほか、帰りが遅い単身者や、家族で長期の旅行に出掛ける場合などは、夕方に照明を点灯→夜にテレビをオン→深夜にテレビをオフ・・・のように設定しておくと、居留守を装えて防犯効果も期待できるでしょう。
またオフィスや商店なら、朝一番にサイネージやモニターの電源をオンにしたり、終業時にオフにしたりと、人手を掛けず省エネにも役立つでしょう。
■さいごに
REX-BTIREX1があれば、複数のリモコンをスマホに一元化して常時身に付けることができます。リモコンを探したり、取りに行く手間が省けますし、突然の電池切れに戸惑う心配もありません。リモコンの不便を解消してくれるのはメリットです。
一方、家電に付属のリモコンは、ボタンが固定されているので手探りでも操作できたり、押し下げる感触で確認できたりと、やはり使い勝手の点では捨てがたいものがあります。
結論としては、付属のリモコンとREX-BTIREX1を使い分けるのがポイントと言えます。
アイデア次第でREX-BTIREX1の用途は無限大。いろいろな活用方法を考えたり、問題解決にお役立てください。
メーカー: ラトックシステム株式会社
製品型番: REX-BTIREX1
鴻池賢三