売上至上主義 よりも 総資産回転主義を考え、不良資産を減らせ
売上至上主義 よりも 労働生産性主義、システム主義で固定費を下げなさい
外食産業の雄たるマクドナルドが没落してしまっています。
あの超有名・優良と言われたマックの売上が半減してしまっているとは信じられないし、赤字が262億円も出るのは売上も半減すれば当たり前であろう…。
ハンバーグを食べない私でも知っています。
(2) システマテックなオペレーションで早く出され早く食べられる
(3) そして、ジューシーでおいしいハンバーグ
(4) 綺麗で清潔な店舗、店員、アメリカ文化への憧れ
ではなかったでしょうか?
「外食産業は他の産業と異なる。労働集約産業、味覚生産産業、アメリカ式MBA人材が来ていつまでも成功するのか!」
という疑問を持っていました。
(2) 無軌道な安売り主義、59円のハンバーグ
(3) MDを日本式にやらず(業績悪化)、アメリカ本社の意見が入り、大ボリューム、
高カロリー商品化のミスマッチ商品のMD
(4) フランチャイズ化により、管理の悪いFC店の増大
(5) 100円ハンバーグ、100円コーヒーによる悪質顧客によるファミリー客の離れ
(6) 綺麗で清潔な店は失われ、安心、安全、健康なイメージは 期限切れ鶏肉、異物混入で失われました。
・「良い商品」を維持するには顧客ニーズ吸収、開発、商品品質管理のための商品開発、そして人材確保と教育なのです。おいしい商品を提供する為には、直接原材料コストダウンは慎重になるべきであります。
・FC方式の怖いのは、自社の利益追求が先になり、客への奉仕貢献が忘れ去られる
・良好なオペレーション維持は 店員の士気の維持である
東芝は、各カンパニーに有無を言わせぬ『チャレンジ』を伝える場になっていたと日経は報じています。
しかし、東芝は 高い売上目標に挑戦する命令のみであったように報じています。
損益計算書しか読めない、ところてん人事で上がってきた幹部が居れば、売り上げを上げるためにも、売掛金勘定残が増えようと在庫が貯まろうと、倉庫等設備投資が増加しようとお構いなしなのです。
なぜ、一緒になって考え、苦労しないのでしょうか?
大きな組織のトップは殿様なのでしょうか?
“売上を上げて利益を獲得する”いいえ、キャッシュフローを良くする方法が大切だと東芝の幹部は考えられなかったのでしょうか?
常にキャッシュフローで自由に使えるお金を生みだし、それを技術革新につぎ込む経営戦略が大切なのです。
東芝も9月になってやっと決算発表をし、今後はキャッシュフロー経営にいたしますと宣言しましたね。
売上を上げるのは手段であって、経常利益(粗利益)を確保するのが目的なのです。利益を獲得するための売上が、利益を減らす売上になってはならないのです。しかし、切羽詰まるとこれが忘れられるのです。