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- 業績アップにつながる!ワンランク上の手紙・メール術
- 第6回 心の状態に目を向けて書くと元気になる
梅雨時です。湿気が多く、ジメっとした鬱陶しさを覚える人もいるかと思いますが、いかがお過ごしですか。
気分がのらないときや集中力が高まらないときは、コーヒーやチョコレートといった小さなご褒美を用意しながら書くと、気分が変わります。
些細なことですが、人の気持ちは些細なことで、変わるもの。長雨がつづく紫陽花の頃、あえて時間をかけて万年筆のインクを入れ直すうちに、心が落ち着くこともあるものです。
昔から、「夜中のラブレターは危険」という噂話があります。
真夜中に必死に書き綴ったラブレターを翌朝、読み返し、あわてて書いたものを処分した経験のある人もいるのでは? わたしも、その経験者の一人です。
大事なメールやハガキを書くときには、午前中の気分がさっぱりしている時間帯がおすすめです。
晴れ晴れとした気分で文章を書くと、自然と軽やかな文体になり、その軽やかさは文字を通して必ず読み手に伝わります。
ただし、真逆のことを言うようですが、わたしの場合、なんとなく気持ちがのらないとき、取り立てて大きな理由はないもののなぜかやる気が高まらない日に、あえてハガキを書くことがあります。
ハガキを書くときには、美しい絵柄のポストカードを使って、よい言葉を綴ります。
色鮮やかな絵柄を目にしながらお気に入りのブルーインクで、「いつもありがとうございます」「ご自愛ください」「ご発展をお祈りします」と相手のことを想像しながら言葉を綴ると、自然と気持ちが前向きになり、仕事に向かうエネルギーが満ちていくのを感じるのです。
ぜひこの効果を実感し、社員の方にも共有してください。
◎すぐに使える!気持ちに寄り添うフレーズ例
■おつかれさま
いつも遅くまで、おつかれさまです
■大丈夫
大丈夫。きっとうまくいきますよ
■〇〇さんらしく
普段の〇〇さんらしく、のびのびがんばってください
■ゆっくり
あせらず、ゆっくりやりましょう
■お手伝いします
面倒なことは、いつでもお手伝いします
■話を聴かせてください
もしよかったら、話を聴かせてくださいね
■応援しています
営業部の皆が〇〇さんを応援しています
■期待しています
次こそ、期待しています
■がんばった
〇〇さん、本当によくがんばりましたね