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- 業績アップにつながる!ワンランク上の手紙・メール術
- 第41回 仕事に込める思いや意志を小冊子や自己紹介レターで表現する
テレワークの導入や新しい生活様式への移行が落ち着きだす頃、上司・部下とのやりとりなど、人との関わりの面で新たなストレスも生じやすい頃かと思います。
感染を防止するために移動を制限される今日の状況は、これまでと180度、価値観が替わってしまったかのようです。
おのずと、「人生において大切なことは何か?」という普遍的なテーマについて考えざるを得なくなりました。
わたしの場合も同様です。外出自粛期間中にちょうど誕生日を迎えたせいもあったでしょうか。これからの生き方について思いを巡らせています。
プライベートでは、現在わたしは独身ですが、互いに高め合い、支え合っていけるパートナーの存在を望むようになりました。
ここ一年ほどは考えもしなかったことですが、足りない部分を補い合える人がいいなどと前向きに考えるようになりました。
仕事の面では、これまでと変わらず「書くことで気持ちを伝える」ことに注力していきます。
具体的には、ハガキや一筆箋を使ってお客様や社員同士との心の距離を縮める「手書きのお礼状研修」のほかに、企業経営者向け「小冊子作成」や、お客様対応係向け「自己紹介レター作成」の作成に情熱を傾けたいという思いです。
わたしの祖父(父の父)には重い吃音がありました。
伝えられないもどかしさを生涯、抱えて生きるしかなかった祖父の無念。また、自身の父が目の前にいるにもかかわらず、ほとんど何も対話ができず、それに対してどうすることもできなかった父の悲しみ。
わたしはそれらをすべて抱きしめて、昇華させて生きていきたい。伝えられる喜びを味わい、書いて伝えることで自身を癒し、必要としてくれるだれかの役に立ちたい。
それができたらどれほど幸せだろうと、あらためて感じています。
経営者向けの小冊子はうすく読みやすいミニタイプの冊子で、お客様対応係向けの自己紹介レターは原稿用紙1~2枚程度の長さ。いずれもウェブサイト等にも掲載していただき、社員やお客様、採用時などにご縁のある人たちに読んでいただけます。
内容は「なぜこの仕事をはじめたのか」「仕事を通して一番印象に残っていることはどんなことか」「自社の商品・サービスによってお客様にどんな価値や幸せを提供していきたいか」といった仕事に込める思いが中心です。
たとえば、仮に「人材教育業」だとしたら、なぜ人材教育業に携わっているのか。
仮に人の成長を見るのが喜びだからとしたら、なぜ人の成長を見るのが喜びなのか? そうした「なぜ?」という質問を繰り返していくと、そこで必ず家族との関わりや、人生のターニングポイントとなった出来事が見えてきます。
そうした人間味を感じるエピソードや強い意志を、深みのある言葉で表現するお手伝いがしたいです。それらはすべて「気持ちが伝わる手紙」といって相違ありません。
梅雨入りし、汗ばむ陽気になりました。
どうぞご自愛ください。