このような若手社員に対して、どのように向き合うべきでしょうか。

まず社長は若手社員とのコミュニケーションの中で、「何のために働いていますか?」と問いかけてください。若手の多くは「生活のため」と答えますが、「今の生活のため? それとも将来の生活のため?」とそこまで想像が及んでいないのです。
もう一歩踏み込んでください。「考えさせる」ことが重要です。仕事も同じです。何のためにやっているのかという「目的や意味」、この問いには正解はありません。あくまで、自分の生活を創造するのは、自分自身。どうなりたいかを決めるのも自分であるという自覚を促します。これこそが自分の頭で考え、行動できる「自創社員」への第一歩です。
いま、「自創」というキーワードが出てきたので、もう少し説明させてください。
「自創」という考え方は、私の父、東川鷹年が「西尾レントオール」という中小企業の人事を任されていた時に構築した「人が育つ仕組み」です。西尾レントオールは、この仕組みが原動力となり、業界のリーディングカンパニーに成長し、上場も実現しています。
父が手がけた「自創経営」とは、「社員一人一人が働かされるのではなく、積極的に自主性をもって働く」システムです。「自創経営」に取り組むことで、社員が「自ら計画を立て、チェックし、改善し、その目標の達成に責任を持つ」部門経営者に育ち、会社とともに成長を遂げます。この「自創経営」のシステムは、これまで400を超える企業で導入され、業績向上に大きな効果を上げています。



















